査定 B エース流出のオフ 派手さはなくも、及第点はつけられる

既定路線でもあった前田健のメジャー移籍を受け、補強の成否が注目された今オフ。
同じく去就が取り沙汰された黒田を引き留め、ドラフトでも1~2位で奇をてらうことなく、岡田・横山と即戦力投手を指名し、6位では貴重な中継ぎ左腕候補仲尾次を獲得した。
助っ人陣では見かけの成績ほど内容が安定せず首脳陣の信頼を得られなかったヒースとザガ-スキーを放出する一方、大瀬良が先発へ回る分の中継ぎ増強としてジャクソン、さらには先発・中継ぎ両方に対応するヘーゲンズも獲って、一定の形を付けることは出来たといえるだろう。
欲を言えば、もう一手、二手と動く手はずがあれば・・・というところではあったものの、及第点はつけられるだけの動向。後は、かつて黒田退団の翌シーズンにルイスが、ルイス退団の翌シーズンに前田健が文句のつけようが成績で君臨した再現を・・・というところ。筆頭候補であった大瀬良の戦線離脱は痛いが、充実著しい福井に期待が集まる。

一方、戦力アップに成功したのが野手陣。懸案の三塁及び三番打者として、国内実績十分のルナを迎え入れた成果はきわめて大きく、昨季散々に手を焼いた中日の左腕投手対策としても、貴重な存在となりうるはず。
エルドレッド・新井らも含め、故障のリスクを高めない首脳陣の的確な起用があれば、今季チームとしての打撃成績は少なからず上昇に転じるはずだ。
もう1人の新助っ人プライディも、左の好打者タイプがチームに多いこともあり、オープン戦期間序盤の段階で脚光を浴びる機会は少ないが、「野手3番手」の下馬評を覆し、外野の一角に食い込まんと強い意気込みを見せている。性格的にも真面目で、必ずその存在がチームの助けとなる時期がくるだろう。


3月以降の動向
秋季キャンプに続き、チームに帯同するカープアカデミー出身者バティスタ&メヒアの処遇に注目。ここまでの実戦でアピール度が高いのはメヒアの方で、三塁を守れる点も有利に働きそうだ。すでに支配下の外国人枠が6つ埋まっており、追加補強の可能性もあるだけに、まずは育成契約というのが既定路線だが、シーズン中の活躍度によっては、当然「それ以上」という話が出てきても不思議ではない。