査定 B ついに着手した若返り戦略

育成ドラフトで指名した6人を含む12人の新人選手が入団した一方、谷繁兼任監督はじめ、山本昌、小笠原、和田の名球会メンバー4人が現役を引退。チーム一筋15シーズンの朝倉もユニフォームを脱ぎ、功労者の川上も現役続行のため退団を決意するなど、長年の懸案である世代交代実現への端緒を開く大掛かりな「作り替え」を試みた今オフとなった。

外国人選手でも、在籍3年、35歳のルナ(昨季推定年俸2億4千万)と契約を更新せず、新たな主軸候補として27歳のビシエド(推定年俸1億7千万)と契約。長打力こそ低下傾向にあるものの、計算できる戦力であったルナとの入れ替わりだけに求められるものは大きいが、昨季平田の記録した13本塁打がチーム最高というチーム状況に鑑みれば、MLB通算66本塁打の実績と若さを併せ持つ新助っ人の存在はうってつけ。守備位置は左翼もしくは一塁となる見込みながら、ルナの抜けた三塁(昨季は一塁との併用に近い形)も期待の高橋とベテラン森野が競争し、来日3年目となるエルナンデスも控える布陣だけに、目立った穴となることはないだろう。

また、ネイラー、バルデスが残留した投手陣にも、守護神候補の右本格派ハイメ、先発、中継ぎ両方に対応できる左のジョーダンと新たに2人の助っ人を獲得。
野手のビシエド、ナニ-タ、、エルナンデスを含め、今季は潤沢なる外国人選手7人体制を採るため、シーズン中のあらゆる状況に応じた、首脳陣の用兵ぶりも鍵となりそうだ。



3月以降の動向
2月末時点で支配下67人という状況。育成選手を10人抱えていますから、昇格のための枠を考えてもあまり多く追加補強の余地を残されていませんが、シーズン途中のトレードや助っ人補強に動くケースも少なくない球団ゆえ、やり繰りしながら必要な補強を行っていくことになるでしょう。 
各ポジションの戦力バランスは決して悪くないだけに、基本的には昇格分やめぼしいロースター漏れ及び独立リーグ所属の助っ人等を確保するだけで乗りきれる公算が大きそうですが・・・