査定 B+ 決意の投手陣集中補強!

12球団随一の若さを誇る野手陣には目立った流出もなく、今季の戦力としては、層の薄い三塁手にレアードの代役となりうる打力を秘めた即戦力候補としてドラフト6位の横尾を、中嶋の引退、佐藤正の退団、大嶋の本格的な一塁挑戦を受け、やや選手層の不安が生じた捕手に地元出身の米野を迎えたのみ(米野はファームのコーチを兼任)。

一方、積極的に動いたのが投手陣。ドラフトについては、獲った投手5人全員が大社世代ということで、即戦力志向と見られがちながら、井口以外はすべて最終学年にかけて評価を落とした選手たち。今季すぐにというよりは、近未来の昇格を目論み、あわゆくば白村のようにルーキーイヤーから使えるめどが立てば・・・という指名だろう。とりわけ、1位~2位(上原と加藤)で数年来の補強ポイントであった左腕を確保できた意義は大きかったように思う。

逆に、今季の戦力として大きな期待を集め、いわば今冬の補強における目玉となったのがバース、マーティンの両右腕だ。ともにメジャーでの実績も豊富な上、年齢的にも若く、推定年俸8千万+出来高という好条件での来日。すでにメンドーサと2年総額4億、レアードとは単年1億(いずれも推定)という条件で契約を更新していただけに、日本ハムという球団の従来からすれば、かなり多い部類の出費を外国人選手への契約へと充てたことになる。
現時点で起用法は確定していないが、アメリカ時代の起用法から考えれば、またメンドーサを含めた先発3枚に助っ人が食い込むというのも考えづらいため、バースが先発、マーティンがリリーフとなることが有力視されているよう。いずれにしても、下馬評通りの活躍を見せることが出来れば、現状でもリーグ上位の投手陣が、リーグ屈指の充実を得ることは確実と言えそうだ。



2月以降の動向
上記の通り、助っ人4選手に相応の資金を投入しているだけに、できればこのままの布陣でシーズンを終えたいところだろうが、あくまで具体的な状況に応じての判断が求められるべきことで、例年通り追加補強が実現する余地はある。
また、去年も陽の離脱などにより、右の外野手(強打者)が薄くなると、迅速に矢野(巨人)の獲得へと動いたとおり、緊急トレードの頻度も決して低くはない球団。今季は、いかに動いて、V奪回に邁進するチームを支えるのか、新たにGM補佐となった木田優夫氏が昨季まで在籍したBCリーグ石川及び、リーグ全体とのパイプを利用できる機会があるのかどうかも含め、注目しながらシーズンを見ていきたい。