査定 B+ 生え抜きの今江退団はダメージも、ナバーロ、平沢の獲得が喪失感を埋める

2度の日本一に貢献するなど、生え抜きの人気選手として活躍した今江のFA移籍には数字以上のダメージが有ることは否めない。
しかし、代役の三塁に同じく昨季限りで退団のクルーズ(→巨人)に代わる助っ人として、昨季韓国で48本塁打を放ったナバーロを確保できたのは大収穫。クルーズの抜けた二塁を2年目を迎える昨年のドラ1中村がスンナリと埋めてくれれば、戦力収支の面では、寧ろプラスに上向く可能性もある。
また、楽天との競合を制して獲得した高卒ルーキー平沢もキャンプは1軍スタート。その存在が遊撃の定位置争いを名指しされた鈴木大ら既存のレギュラー格に与える刺激は大きく、またチームにとっても久々となる高卒野手の大物。1年目からバリバリの活躍を望むのは酷にせよ、キャンプ、オープン戦と一軍で躍動する姿が、今江退団の喪失感を埋めるには十分な効能となりそうだ。

投手陣についても満足の行く補強が出来た。余剰戦力を放出する一方、ドラフトでは関谷、東條ら社会人出の即戦力クラスを多く獲り、他球団からの補強でも、全盛期を過ぎたとはいえ、先発として勝ち星を計算できるスタンリッジ
を射止めたのは大きい。昨季西武で自己最多の登板数を得ながらも戦力外となった田中は、かつて在籍した田中良平の実弟。こちらも中継ぎの一角として一定の戦力となってくれそうだ。


2月以降の動向
外国人選手も現段階で質量とも十分に揃っているし、チーム全体の戦力バランスも悪くない。喫緊に動かねばならないような状況ではないだけに、後はプレシーズン及び開幕後の状況を見ながら薄くなった部分をピンポイントで補うような形を目指していけばいい。支配下枠にも余裕があり、7月末の補強期限まで、長い目で幅広く補強の余地を探っていきたいところ。