査定 B- 懸案の長打力不足解決へラストピースは埋まるか? 

最大の懸案事項である長打力不足を解決できる陣容が揃ったとは言いがたい。FA補強の今江は5~6番に座り、勝負強い打撃で一定の貢献を期待できるものの、20本以上の長打力を求められるようなタイプではなく、昨季17本塁打を放ったペーニャの後釜として期待されるアマダーも打高投低で有名なメキシカンリーグにおける実績のみでは、かつてのテレーロではないが、実際どこまでやれるかは未知数だ。
この点はフロントも十分認識しており、現時点で6人の外国人選手を抱えている状況においても、積極的に7人目の「ラストピース」獲得に向け、調査、交渉を継続させているよう。開幕までの成果に期待したい。

また、投手陣は大きな流出がなく、昨季戦力値との比較で行けば、野手中心の指名となったドラフトで即戦力クラスが石橋のみとなってもさしたる不足感はないだけに、戦力外組から取った山内と金の働き次第では、戦力収支がよりプラスの方向へと振れるだろう。
外国人選手では、クルーズが抜けた中継ぎにリズを補強。先発要員としてはブリガムを獲得し、故障上がりのミコライオ、まだまだ元気なレイとの一軍枠「2」をめぐる競争は熾烈化しそうだ。

センターラインでは、昨季けが人が続出し、ブルペン捕手の横山徹を現役復帰させざるを得なかった捕手に、ドラフトで足立、堀内、戦力外から川本を加え、陣容の拡充に成功した(小山桂とゼゴビアが退団)ほか、ドラフト2位の吉持、3位の茂木も、決して層の厚くない二遊間の即戦力として指名。将来の中堅手と目されるドラ1オコエを含め、向こう数年の戦力構想を固める上では会心のドラフトとなった。