予定変更で今回からはしばらく3校ずつの紹介としていきます。

※特に記載がない選手は3年生

香芝
派手さはないものの、攻守にまとまった好チーム 
投げては4強入りした1年秋から主戦級を務めてきた右サイド森嶌が粘り強い投球で大崩れせずに試合を作り、やはり旧チームからレギュラーの1番ショート杉山、3番サード関岡、4番セカンド平田、5番ライト星里を中心とした打線が援護する。守備・走塁もよく鍛えられており、派手さこそないものの、よく纏まった好チームと言えるでしょう。
夏に向けては、春の時点ではレギュラーが固まりきっていなかった印象を受けた中位以下の打線強化が課題。また投手陣では、個別選手の記事でも触れたとおり、昨夏投げていた速球派の右腕和田くんが復調して、森嶌くんとの二枚看板が出来てくれば・・・というところが鍵になりそうかなと見ています。

チームは昨夏(16強)以降、秋(16強)、春(2回戦)といずれも御所実の前に敗れており、 尽く同ブロックに組み込まれた偶然にも驚かされるが、やはり同じ相手にばかりやられているという悔しさは大きいはず。
ゆえに、観る側としてはこの夏「4度目」があるのか、そして実現した際に悲願とも言えるリベンジを果たし、その勝利を勢いにさらなる高みへと登っていけるのか・・・という点をどうしても注目してしまうのですが、こういうケース、御所実側も含め、選手たちは実際どういう心境でいるものなんでしょうね。相手のことは分かりすぎるほど分かっているわけで、それをやりやすいと考えるのか、やりづらいと捉えるのか、3季連続で同じチームと対戦というのは甲子園常連校同士でさえ、そうそう実現することではないので、互いに特別な意識を抱いている相手ということだけは確かなんだろうとは思います。


大和広陵
強打売りも秋春未勝利。守りを立て直し、「まずは1勝」から弾みを!
立田将太ー向谷拓巳のバッテリーらタレント揃いだった旧チームとの比較は酷とはいえ、経験豊富な3番溝留(三塁)、4番岡崎(レフト)を中心とした打線は強力で、秋春の2試合計15得点をあげた。
一方、守りは旧チームから立田の控え投手として経験を積んでいた北川、山田の両右腕が力投するものの、中盤以降に踏ん張れず、ミスも重なってビッグイニングを作られてしまうケースが続いて、同2試合計27失点はさすがに多すぎる。
ミスの内容にしても、各自の守備力が低い所以というよりも、バント処理のミスや内野の連携が上手く行かずに与えたものなどが多く、それら1つ1つで難なくアウトを取れてさえ居れば、当然その分失点のリスクは減っていくわけですから、勿体無い印象が強かったし、逆に言えば夏までの間に必ず改善していけるはず。

決してこのまま未勝利で世代を終えていいチームではありません。課題を克服し挑む夏でまずは1勝。弾みをつけて、同じく秋春未勝利から夏は優勝の栄誉を得た一昨年の桜井のような快進撃につなげてほしい。


王寺工
投手陣が万全の体制で夏を迎えられるか。接戦で強みを出せれば8強入りも。
秋は延長14回の末橿原に敗れて16強、春は女子大付にやはり接戦で競り負け2回戦敗退と十分な結果を出せていない。
しかしながら、投手陣は旧チームから登板機会のあった池内、豊田の両右腕にともに130キロ台のまっすぐがあり、2年生左腕藤川も成長しつつあるなど層が厚く、打線もやはり旧チームから出場機会の多かった1番センター中尾、3番ショート恒次、4番キャッチャー中越のセンターラインが小柄ながら振りが鋭く、勝負強い好打者。

秋は豊田のコンディションが思わしくなかったのか池内頼みに、春はその池内がコンディション今ひとつだったか僅かな登板機会に終わり、なかなかカチッとした体制が整わない投手陣に計算が立てば、しぶとく食い下がる打線の強みも生きて、上位進出の芽も生まれそうだ。


次回は女子大付、奈良朱雀、高円です。