来週発売される「野球太郎」への営業妨害としてw今夏の奈良大会での活躍が注目される選手たちを紹介。記事自体は分けませんが、一度に書ききれないので、徐々に上書きしながら3~4日でまとめきれればなと。
また、練習試合の情報も幾つか取得してはいるのですが、あまり書くと拙いので、基本的には知らないふりをしてw春までの情報ベースで書いていきます。

※特に表記のない選手は3年生です。

本命と目される天理からは、まずセンバツでも力投を見せたエースナンバーの齋藤(左腕)。 既に全国区の投手ゆえ多言を要しないとは思うが、安定した制球力を基とした打たせて取る投球を武器に、昨秋以降公式戦登板時に一度も試合を壊すような場面がないのは圧巻の一言。
攻撃面でも珍しい「2番投手」として打線のつなぎ役を担い、先発しない試合でも外野手として出場するケースが殆どだったのですが、野手陣のレベルアップにより、夏は投手に専念することができるかもしれません。
昨秋大阪桐蔭を相手に完投勝利を収めその名が知れるようになった森浦(左腕 2年)は春の県大会4強高田商戦で終盤に逆転を許した内容こそありましたが、新チーム以降齋藤との二本柱で投手陣を支えてきた実力者。相手に流れが傾いた局面での落ち着き、我慢強さという点ではまだまだ齋藤に分があるものの、まっすぐのキレ、球威では上回るほど。制球面にも破綻がない貴重な左腕ですから、夏にはしっかりとコンディションを整え、春のリベンジを果たして欲しいところ。
また、現状3番手ではありますが、王子も長身から投げ下ろす力感のあるまっすぐが魅力の右腕。フォームの合わせやすさと球種的にもスライダーとのコンビネーションが殆どということで素質の良さを公式戦では活かしきれていないものの、ボール自体は良いですし、全体に低めに集まってくれば、県レベルでそうそう打たれる投手ではないはず。練習試合でも積極的に使われているようですし、自信をつけて夏に挑むことが出来れば、控え投手に留まらないインパクトを残すことができるやもしれません。バリエーションとしても右腕が1人入ってくれば変わってくるところが大きいですから、その台頭が強く望まれます。

この他では大型左腕野田くん、2年生の仲野くんあたりのベンチ入りが有力か。その上でやはり気になるのは橋本くんですが、まだ本番まで1ヶ月ちょいあるので、焦らず万全の調整に努めてもらいたい。 どうなるか予想はできませんが、ただただ間に合って欲しいとそれだけですね。


同じく春夏連続を目指す奈良大付からはもちろん今年度の県下No.1投手坂口が挙げられます。センバツでの甲子園初マウンドは県や近畿での彼を知っている人ほど物足りない印象が拭えなかったはずで、管理人も当時の記事に「坂口くんはまったくボールが来てなかったなあ・・・一冬越えて体は出来てきてるように見えたけど、代わりに最大の持ち味であった躍動感が失われ、低めに伸びるような独特の球質も損なわれていた。」と記しました。とりわけ低めに投げきれない甘いコースはポンポン長打にされていましたから、そこは本人にとっても大きな課題であり、今後に向けての糧となったことでしょう。
ただ、同記事中でも「そんな中でも相手の強打線を3点に抑えられるわけですから、やっぱり並の投手ではないなとは思うんですけどね・・・」と付け加えたとおり、結果として大会を制することになった敦賀気比を相手に再三得点圏にランナーを背負いながらも要所を締め、粘り強く投げられていたのも事実。打者の左右問わず内側のボールを「組み立て」として難なく機能させていけるあたりも、やはり高校生としては大きな強みだなあと思いますね。
その点、あのマウンドで初めて彼を見たという方にとっては純粋に「評判通り良い投手」という実感だったのかもしれません。

早いもので最後の夏になりましたが、この投手には灼熱の照らすマウンドで気迫いっぱいに吠えながら相手チームの前に立ちはだかる姿が一番よく似合います。その勇姿を1日でも長く見ていられるような夏の健闘を願っています。

その奈良大で成長著しいのが184センチの大型右腕中山。 スケールの大きさではエースをも凌ぐと評される好素材は2年秋が公式戦デビューと遅咲きながら、癖のないフォームから140キロ前後のまっすぐを角度良く投げ下ろす大器。西浦健太(天理~法大)のようにスピードで見せるというよりは、角度があって球持ちも良く、手元で思った以上に伸びてくる打者にとって嫌らしさのある球筋なんだろうなと。センバツでは1イニングだけでしたが、気比の強打者たちを尽く詰まらせていました。
このタイプの例に漏れず、ランナーを出すとやや脆さを見せますが(春の大会は相手が特に巧者で俊足揃いの畝傍だったこともありますが)、制球があまり乱れる方ではないので、そうそう大崩れするようなケースはないだろうと思っています。
来る夏の大会、ノーシードからの戦いとなる奈良大ですから、(特に初戦から勝ち上がらなければならないとなった場合には)中山をいかに使うかが鍵になってきます。確かに打線は打てない方なので、坂口くんを使わず、先に失点を許したまま・・・となってしまっては悔いが残るでしょうけど、そのリスクとも闘いながら、どういう用兵をしていくのか。田中監督の采配に注目ですね。

春季大会王者高田商のエースは2年生右腕の石橋。身長は170センチちょっとと小柄ですが、躍動感のあるフォームから腕を振って130キロくらいのまっすぐと落差のあるカーブや微妙に手元で動くようなボールも投げてるのかな?苗字が同じだから余計にそう思うのでしょうけど、どこか明徳時代の石橋良太(Honda)に似たタイプにも見えます。やや投球に波があるタイプではありますが、投げるスタミナ自体は十分に持っていて、早いイニングで失点がかさんでも黙々と投げてゲームを作り直せる粘り強さも魅力。この夏はもちろんですが、もう1年でどれだけ球威球速が上がっていくかも非常に楽しみな逸材であると言えるでしょう。


3校分だけで文章量がとんでもないことになってしまった(汗)一旦ここで区切ります。