開幕時陣容記事、まずは贔屓球団から!

先発
右 前田健 黒田 大瀬良 野村 福井
左 ジョンソン

主な2軍
左 戸田 中村恭

黒田は言うに及ばず、待望の先発左腕ジョンソンも加わった先発陣はリーグ随一の陣容。オープン戦で結果を残し、開幕ローテをつかんだ野村、福井だが、ファームでも戸田、中村恭が好調なだけに、競争はなおも続いていく。大瀬良も含めた裏3枚に関しては、ファームに代わりがいるうちは変に我慢して使い続けるよりも積極的に入れ替え、競争を意識を強めていく方が良いのではないか。

ロングリリーフ 九里 今井(ともに右)

主な2軍 
右 小野 今村
左 篠田 戸田 中村恭

さっそく3月31日のDeNA戦で九里が1イニング、今井が3イニングを投げたように、今季はビハインド時を中心に投げるロングリリーフ枠を2枚用意。いわゆる「敗戦処理」の仕事を黙々と遂げる場合もあれば、1~2点ビハインドで試合を作り直す役割も担う。
これには野村政権時の散漫な投手起用を改め、勝ちパターンの登板過多を防ぐ意図があるわけですが、1枚ではなく「常時2枚が理想」という徹底ぶりも買って個人的には大賛成。あとは使う側の一貫性と起用される選手たちがこの決して派手とは言いがたい「縁の下」の任務をいかに地道にこなしていけるのか。
誰よりこの役割の難しさを知っているのは畝投手コーチをはじめとする首脳陣ですから、できるだけ1~2度の失敗ですぐに下へ行かせるような用兵はせず、この位置の投手にこそ我慢の起用を求めたい。
また、これはシーズンオフにすべきこととなってしまいますが、こういった首脳陣の意図にフィットさせる形できっちりと「専門職」的な価値を認めて、ポジティブな査定を出来るかどうかも重要な論点となりそうです。

今井、九里というコンビはこの場所での仕事にチーム随一の適性があると思っているし、ローテ入りや勝ちパターンへの配置転換へ「昇格」させるというよりは、できれば不可欠な存在として、1シーズンをこの位置で投げ抜いて欲しいと期待しています。


ショートリリーフ
右 一岡 中崎 永川 
左 ザガースキー

主な2軍
右 中田 今村 
左 飯田 河内 

抑え
ヒース(右)

上記したような投手起用法の再編により、開幕4試合消化時における中継ぎ~抑え陣の登板数はヒースの2試合(2イニング)が最高。ある程度球数を投げた次の試合は延長にでももつれない限りは投げさせないというようなおおまかな目安(あるいはもっと綿密で細かいものがあるのかも)は決めているのでしょう。あまり登板機会がなさすぎても、それはそれで・・・でしょうけど、そこはやりくりで解決することですから、もう少し長い期間を見て、再度途中経過のようなものを書いていければと思っています。