ドラフト予想は撃沈しました(苦笑)やっぱりアメーバと役割分担した上で2種類出した場合と比べれば中途半端な予想になって、こういう結果になるわなあ・・・別に誰に叩かれるわけでなし、来年は2パターン制復活で10球団的中に戻したいところ。

翻って今年のカープドラフト、いやはや2年前と比べても遥かに波乱を呼ぶ指名をしてきたなとそれに尽きますね。


1位 野間峻祥 外野手 中部学院大
当日の予想記事に「即戦力投手を持ってくるものと思っていたので、外れ筆頭に小野というのは頭になかった」と書きましたが、さらに斜め上を行く指名をしようとは。ただ、野間という選手自体はその記事で触れた「早い時期から高く評価していた選手」のカテゴリにカチッとハマる選手であり、緒方新監督の肝いりという点においては、野村前監督が就任間もないドラフトの2位で堂林を獲得した経緯にも重なるところがあります。
「展望」記事でも書いた通り、上位は即戦力投手を指名して欲しい年度という思いが強かっただけに、手放しで歓迎したい選択ではありませんが、長く「1番センター」の座を担いうる素材が手に入ったことで、向こう数年のドラフト戦略が立てやすくなったことも事実。後は本人がその期待に応える結果を残せるかどうかでしょう。あまり急かす必要もないですが、1年目から定位置争いに食い込むくらいの存在感を示して欲しいのも確か。

2位 薮田和樹 投手 亜大
これは本当に驚きました。間違いなく素質的には大器なんだろうけど、とにかく公式戦での登板数が極端に少ない投手ですからね。。
恐らく、元々は3位予定だったのを繰り上げ・・・ということ(たぶんカープより後ろの6球団に3~4位で狙ってるチームがあったのかなと)だろうとは思うし、そこまで他球団の評価とかけ離れていたわけでもないとは思いますが、どうあれ指名順位の分だけ期待も大きくなってくるのはしょうがない。それも良いプレッシャーにしながら、いずれはカープの躍進に不可欠な存在へと成長していってもらいたいもの。
編成部の構想としてはおそらく終盤の1イニングを任せられる投手にということのはず。大学の先輩でもある永川がいよいよ1軍で厳しくなってきたという2~3年後に本格化の時期が来ればなと期待します。

3位 塹江敦哉 投手 高松北
最速150キロの大型左腕。少なくともカープの4位まで残っていた器ではないでしょうから、順位的には妥当。問題はお世辞にも左腕育成が上手いとは言えないカープにこの素材を育てきれるかの1点ですね・・・
課題と言われる制球難については、メカニズム的なところよりは精神面(もちろん、それに伴って技術的な問題も生ずるわけですが)に起因し、極端な乱れ方をするという印象があり、故にプロの指導・環境が肌に合えば改善するだろうとも取れる反面、結局最後まで克服・解消できないまま・・という選手も沢山見てきていますから、獲得したからには良い方の目が出てくれることを願うしかないのかなと。
2軍の投手コーチに佐々岡氏が就くという報道があった来季、氏がコントロールの良い投手だっただけに、あまりにも四死球が多い投手を歯がゆく思うこともあるでしょうけど、「出すな」と言って治るものでもなし、少なくとも育成段階においては、出来る限り伸び伸び放らせてやって欲しいものですが・・・

4位 藤井皓哉 投手 おかやま山陽
関西ファンの管理人なので、毎年同県の情報や最低限の映像は入手していますが、この人は旧チームの中国地区全体でも有数の評価を得ていた投手だったので、届けが出たにも関わらず殆どリストアップの報道が出なかったのを訝しんでいました。それが蓋を開ければ贔屓球団の4位指名ですから、やっぱり嬉しかったですね。
伸びのあるまっすぐを最大の持ち味とする本格派らしい本格派という点では、学年1つ上に中村、2つ上に育成の辻といて、彼らの存在が恰好の見本や物差しのようになっていくでしょう。まずはじっくりとファームで育成し、3年目くらいに1軍を経験するところまで伸びていければ。

5位 桑原樹 内野手 常葉菊川 
※桑の字について最近までは「桒」原と表記されていたと思うので、それに習っていましたが、ドラフト前の雑誌、メディアなどでは一貫して「桑」となっているので、管理人も今後はそちらを採用していくことにします。

3拍子揃ったショート!というよりは、やはり下級生時に甲子園で春夏続けて一発を放った長打力のイメージが強く、守備面は2年春が一塁、夏が二塁、最高学年となってからショートに回り・・・と段階を経て評価を高めてきた印象があります。
脚力があるだけに、将来的にはセンターなど他ポジションで・・・という線もありえますが、ショートはショートで、(安部はもうその段階を過ぎたと看做せば)現在二軍の育成枠が空いている状態ですから、まずはそこで適性を見て・・・ということになるか。4~5年後に田中がサードへ移り、桑原がショートのレギュラーとなれば言うことなしのサイクルとなっていくのですが・・・

6位 飯田哲矢 投手 JR東日本
てっきりもう即戦力投手の指名はないと思い込んでいたところで、普通に実績のある投手が来たので不意を打たれました(笑)
タイプ的には絶対的な球威や特徴こそないものの、長身で球持ちの良い、制球的にも破綻なく内外をつける安定感のあるサウスポー。なんとなく福知山成美の石原あたりは大学、社会人で揉まれた数年後にこういう感じになっているのかなあ・・・という感じがしますが、掴みどころがない分、蓋を開けてみなければどっちに転ぶかを読みづらいタイプではありますよね。
ただ、何にせよ年齢的にも指名順位的にも決して長くは見てもらえない立場、1年目からが勝負となります。まずはキャンプ~オープン戦を通じて、これまで磨き上げてきた自分のスタイルがプロでどこまで通用するかですね。

7位 多田大輔 捕手 鳴門渦潮
一昨年の美間に続き、鳴門渦潮高からの指名に。捕手として大柄過ぎるくらいの体躯を活かした想像通りの強肩とパンチ力が売りで、4~5年をかけて大きく育てたい荒削りの素材です。
展望で色々書きましたが、結果的に編成としては會澤の攻守にわたる成長を本物と評価し、捕手を今ドラフトの「補強ポイント」として上位~中位の枠を使うことはしませんでしたね。それはそれで十分首肯できる判断であったと思っていますし、この順位に多田クラスが残っていたことも幸運でした。


育成1位 松浦耕大 捕手 MSH医療専門学校
松浦という苗字と捕手というアナウンスを聞いて、最初札幌第一~筑波大~JR北海道の松浦昌平が浮かんだのですが(そもそも彼は今年指名対象外なのですが、一瞬でそんな冷静な判断はできませんw)、正直この選手の名前は分かりませんでしたし、今の時代においても隠し球らしい隠し球と言える存在なのかなと。
実力などは全くの未知数なので書き用もないですが、1年目は四国リーグ派遣などもないと思うので、まずはガンガンプロのボールを受け続けるところからのスタートとなるのでしょうね。

育成2位 木村聡司 内野手 常葉橘高
桑原とは同県姉妹校のライバル同士、そしてカープに在籍する庄司隼人は高校の大先輩に当たります。その先輩同様、高校時代はエースを務めていたところからの野手専念で挑むプロ1年目。まずは3年計画でどれくらいの成長と実績をを刻めるか。桑原とファーム正遊撃手争いを演じる近未来にワクワクしたいもの。


全体の感想
連続3位、そして新監督というタイミングだからこそ、将来性優先の大胆なドラフト戦略に打って出られたことはあるでしょうけど、2年前と比べてもリスクは格段に高い顔ぶれだろうとは思いますね。。
ともあれ、当日のツイッターで書いた通り、5年後に期待のドラフト&今オフ補強自体の評価はこの後の補強次第という評価になるのでしょうから、前者は将来に委ねつつ、後者については例年通り「補強戦略」関連の記事で引き続き検証していくことといたします。