おそらくは宇宙最速じゃないでしょうかw ともあれ、早め早めに書いていかないと、いかんともしがたい状況なので、今年は組み合わせ雑感を飛ばして、一気に書いていきます。

冒頭に先週まで書いていた高校別の戦力分析記事のリンクを載っけておきます。この記事だけでは説明不足だった分を補足する意味で参考になれば。

※組み合わせが決まるまでに「行けるところまで」を期限にしていたので、智弁、天理、畝傍など優勝候補筆頭クラスの更新には時間が足りませんでした。
もっとも「奈良大会2014」カテゴリから辿れる生観戦レポ(智弁に関しては秋近畿やセンバツの試合感想記事も)では、3校ともある程度ガッツリ感想を書いているので、そちらも参照していただければと思います。

大和広陵
桜井・香芝
高田商・高田・橿原
奈良・一条
平城・奈良朱雀
奈良大付
橿原学院


1回戦 勝敗予想
高田×高田商の大和高田ダービーで開幕する今夏の奈良大会。戦力的にも吉歳ー岡本の継投でロースコアの展開に持ち込みたい高田と強打の高田商でクッキリしていて見どころ十分。

西大和×大宇陀・吉野
秋・春は榛生昇陽との連合チームだった大宇陀が今夏は吉野との連合チームを結成。秋・春と奈良、五條の実力校相手に好投している上田投手を西大和打線が打てるか。

添上×高取国際
毎年、夏に照準を合わせてくる好チーム同士。ともに秋・春とも生で観れていないですが、動画で見た高取国際の左腕曽我部くんはなかなかに打ち難そうなサウスポーだったので、彼が3点くらいまでに抑えれば有利に運ぶのかな。

一条×帝塚山
帝塚山も定期的に強打のしぶといチームを作ってくるだけにどこまで食らいつけるか楽しみですが、地力・戦力で上回るのは大黒柱中谷を中心に力強い一条で、優位は揺るがない。

橿原学院×奈良情報商
橿原学院は春不調だったエース木曽くんの出来が注目されるも、県内有数の打線を誇る橿学だけに、エースの出来に関わらず優位は動かない。

奈良北×平城
珍しく、秋・春ともに初戦負けの奈良北ですが、相手が大和広陵・天理ですから、夏の巻き返しが不気味な存在であることは確か。平城も秋から何度も書いてるように見どころの多いチームですから、派手さはないながら1回戦の中では随一に気になるカードです。

高円×王寺工
高円の香西くんは春に橿学打線を4点に封じているのでかなり気になるのですが、王寺工もリリーフで投げる1年の豊田くんが良いと聞くので、お互いロースコアで競り合いになっての見応えある展開に期待したいところ。

橿原×大淀
強打の橿原が有利。大淀は1点でも失点を少なくして、接戦に持ち込みたい。

磯城野×榛生昇陽
単独チームで夏を迎えられることになった榛生昇陽、今夏こその公式戦勝利を期待したい。磯城野も好投手東井を擁し、大和広陵を最後まで苦しめた旧世代から比べると、秋・春とも精彩なく付け込める余地はあるか・・・?

奈良女子大付×奈良
秋・春で4勝を挙げ、夏も中軸の2本塁打など強打を披露した旧世代の女子大ですが、今世代は秋・春とも一条、香芝の実力校に完敗。なんとか1勝がほしい夏の戦いで、奈良の好投手東奥相手にどこまで打線が気を吐けるか。尾崎投手の粘りも鍵に。2年前に続く、奈良市内に属する国公立進学校対決となります。


以上羅列すると、高田商、大宇陀・吉野、高取国際、一条、橿原学院、平城、王寺工、橿原、磯城野、奈良という感じになっています。



続いて8強予想

Aブロック
本命:天理 対抗:高田商
下位まで切れ目なく強打者が並び、橋本、前田、信田ら投手層も厚いシード校天理の優勢は揺るがない。波乱があるとすれば高田商か。迫力十分の打線に右腕中垣くんの投球がハマれば、天理といえども苦戦は免れない。


Bブロック
本命:香芝 対抗:御所実
昨夏8強、昨秋4強の香芝が投打に大きくリード。エース大山くんの力投で接戦に持ち込めれば御所実にも光明が生まれうるが。


Cブロック
本命:奈良朱雀 対抗:畝傍
シード校畝傍とシードまで後半歩だった奈良朱雀。春はともに天理の前に接戦負けを喫した両校によるマッチレースと予想。
奈良朱雀は強打の右打者が多く、畝傍の左腕投手陣にも地力を発揮しそうということで優位と見た。畝傍は3年生右腕鈴木くんの出来がカギを握るか。


Dブロック
本命:奈良大付 対抗:橿原学院 注意:一条 穴:西の京
最激戦ブロックとなった。戦力的には奈良大、橿学の私学2校だが、順調なら2回戦で両校と対戦する一条、西の京も経験豊富なエースを強打が支える好チームで構図逆転の可能性はある。
私学2校に関して言えば、高校別の分析記事でも書いたとおり、投手陣の再建次第。とりあえず無難に奈良大付としましたが、スンナリ行くかどうか・・・


Eブロック
本命:智弁学園
大物喰いの奈良北、好投手を揃える平城、投打に注目の岩名擁する奈良高専と見どころのあるチームが並ぶものの、今世代の智弁を前にしては荷が重いと言わざるをえない。 ダントツ表記で智弁一強。

Fブロック
本命:桜井 対抗:橿原 注意:登美ヶ丘
表記の3校に青翔も含め、投手陣にやや不安を抱えるものの、打線には力があるチームが揃い、5~6点勝負の接戦が頻発しそうなブロックに。ディフェンディングチャンピオン桜井は甲子園経験の野手4人が「違い」を発揮できれば。


Gブロック 
本命:大和広陵 対抗:関西中央 注意:郡山
大エース立田の大和広陵を関西中央が追う。江藤、鳥居らの関西中央投手陣が力を出し切れば広陵打線も多くの得点は望めないが・・・立田の今夏初登板はおそらくこの試合(3回戦)ということになるでしょう。

Hブロック
本命:奈良 対抗:五條
好投手東奥を擁する奈良に、昨夏・今春8強の五條が中心も、実力校の法隆寺国際、登美ヶ丘を上位常連に導いた北野監督体制が板につき始めた生駒も面白い。五條は今春力投を見せた右腕伊原くんに加え、旧世代から投げていた左腕的場くんが復調できれば可能性は広がりそう。

とりあえず大慌てで書いたので、たたき台程度になれば。細かい修正箇所があれば明日行います。