本日は東京ヤクルト。宮本がいなくなったというのは、カープとして、ホントに現役の最晩年までやられ続けた相手ですからグッと怖さが薄くなった印象です。ただ、シーズン成績の巻き返しという意味では1にも2にもけが人による影響をどこまで抑えられるかでしょう。カープとDeNAが以前のような「二弱」ではなくなり、阪神と中日が以前のような「三強」の凄みを欠いているのが現在のセリーグ。それだけに、そのどちらにも該当することなく上位と中位を渡り歩いてきたヤクルトにとっても、一つ正念場の時期が訪れていることは確かでしょうね。

IN
杉浦稔大 投手 国学院大(ドラフト1位)
西浦直亨 内野手 法政大(ドラフト2位)
秋吉亮 投手 パナソニック(ドラフト3位)
△岩橋慶侍 投手 京都産業大(ドラフト4位)
△児山祐斗 投手 関西高(ドラフト5位)
△藤井亮太 捕手 シティライト岡山(ドラフト6位) 

真田裕貴 投手 兄弟エレファンツ(台湾)
クリス・カーペンター 投手 ポータケット・レッドソックス(MLBボストン・レッドソックス傘下3A)
△クリス・ナーブソン 投手 ミルウォーキー・ブルワーズ(MLB)


OUT
ラファエル・フェルナンデス →ニッポン・ブルージェイズ(ブラジル・アマチュアチーム)
△正田樹 投手 →Lamigo モンキース(台湾)
クリス・ラルー 投手 →ニューヨーク・ヤンキース(MLB マイナー契約)
松井光介 投手 引退(東京ヤクルトスワローズ・打撃投手)
△太田裕哉 投手 引退(東京ヤクルトスワローズ・打撃投手)
藤田太陽 投手 引退 

水野祐希 捕手 引退(東京ヤクルトスワローズ・2軍スタッフ)
宮本慎也 内野手 引退(野球解説者)
△藤本敦士 内野手 引退(野球解説者)
水田圭介 内野手
楠城祐介 外野手




<退団選手概観>
 冒頭の通り宮本が引退。ただ、相応に準備もしてきたポイントですし、戦力ダウンとは言わせない結果を川端なり、山田なり、森岡なり、谷内なりが残していかなければなりません(もちろん西浦も期待しているのですが、ヤクルトは大卒1年目の選手をまずはファームでじっくり育てる傾向にあるので、あまりせっつき過ぎないように・・・と)

<主要選手別分析>
ラルー 代替戦力:カーペンター
昨季途中加入で故障者続出のチームにとっての救世主になるかと期待されたが、結果残せず。
松井光介 代替戦力:真田裕貴、阿部健太
地味ながらも谷間の先発やロングリリーフとして長年チームを支えたベテランが引退。
藤田太陽 代替戦力:七條祐樹、真田裕貴、秋吉亮
加入1年目、苦しい台所事情の中で登板機会は多かったが構想外となり、引退を決意。
宮本慎也 代替戦力:川端慎吾、谷内亮太、西浦直亨
多くの勲章を残し引退。「もう一度優勝を」の夢は今後の指導者人生の中で実現させていく。
藤本敦士 
怪我も多く、阪神時代の輝きを発揮できず引退。しかし、11年10月、マエケンのノーノーを阻止する一打を放つなど、随所で印象強い働きも。



<加入選手概観 ドラフト加入組>
こちらの該当部分を御覧ください。

<加入選手概観 その他加入組>
上記記事でも触れた通り、ドラフト時点ではもう少し大きな動きを見せるのかなと見ていたのですが、獲得に動いていた高橋尚成、中田賢一との契約に至らなかったこともあって、加入したのは正田に続く台湾経由の復帰となった真田と、新外国人ナーブソンカーペンターの投手3人のみ。もちろん、館山、由規らけが人の復帰、あるいは畠山、田中浩といった昨季不調に終わった主力クラスの復活が最大の補強であることに間違いはないのですが、前年最下位に終わった球団が翌年に採る動きとしては、きわめて消極的なものに終始した物足りなさは否めません。

<2月以降の展望>
バレンティンの動向はひとまず落ち着いたとはいえ、依然流動的。シーズン中の一時帰国なども想定され、新助っ人候補のリストアップ作業は鋭意進められていることが予想できる。ただ、チームには新外国人2人にバーネット、ロマン、ミレッジも含め、現時点で6人の外国人選手が在籍、支配下選手数の空きも意外に少ないだけに対応が難しいのも事実。危機管理の手段としては、やはりトレードが無難なところか。近年の実行例は多く、開幕前、開幕後含め、動く可能性は十分にありそう。


<主要選手別分析>
杉浦稔大
<望外>ハズレ1位が1位指名選手を凌駕する活躍を見せることは稀ではない。ローテの一角として鮮烈デビュー
<ノルマ>評論家の評価では、本格開花は2年目以降の素材とも。もちろん、1軍定着に越したことはないが・・・

秋吉亮
<望外>年齢的にも1年目から。新任高津コーチの指導による成長もあり、ローテの一角、もしくは勝ちパターンの中継ぎとして活躍。
<ノルマ>クセのあるフォームや球筋で開幕ダッシュに成功する可能性は低くない。ひと通り研究されたリーグ戦再開後あたりからが正念場か。

真田裕貴
<望外>台湾で鮮やかに復活した昨シーズンの勢いのままに中継ぎ陣の貴重な戦力としてフルシーズンの貢献。
<ノルマ>個人的にも愛着ある選手で期待したいが、まずは昨季限り退団の藤田や松井光が担っていたビハインドの場面での登板で信頼を得られるか。まだまだ若い、往時の地力を取り戻せるならば・・・
<失望>昨季は台湾で67試合登板。後がない立場に変わりなく、気負いはあるだろうがオーバーペースで壊れては元も子もない。ケアを十分に地道なアピールに期待。

カーペンター
<望外>火の玉ストレートで試合終盤に欠かせない戦力に。石山やバーネット次第では守護神就任も。
<ノルマ>まずは外国人枠の競争に勝つこと。これとて決して容易なハードルではない。
<失望>一軍入りの4枠を目指し、実力者揃いの6人による通年の争いが。もちろん、顔を出せぬまま・・・という可能性も。

ナーブソン
<望外>かつてメジャーで2年連続二桁勝利経験も。技巧的と評されるスタイルで日本球界に適応し、左のエースとして君臨。
<ノルマ>存外先発左腕の活躍例・獲得例が少ないのですが、タイプ的にも近いのは99~00年に在籍し、2年で20勝をマークしたハッカミーか。年俸もそれなりに高いので、00年にハッカミーが記録した8勝6敗 3.35くらいをノルマにしたい。
<失望>肩の故障でここ2年活躍できていないとのことで当然その点が気がかりとなる。



現有戦力編
<ブレイク期待の若手投手>
木谷良平
昨季大卒2年目で1軍デビュー。後半戦はローテ投手として回り、十分に役割を果たした。2勝止まりながら内容的には思っていた以上にボールのバラつきなども抑えられて試合を作る試合が多く、もっと勝っても不思議ではなかった。今季、年間通じてローテ入りし、本格的なブレイク年度としたい。
<ブレイク期待の若手捕手>
西田明央
今季で高卒4年目の若手捕手。昨季は2軍で正捕手に定着し、優勝争いを演じるチームにおいて攻守に奮闘。とりわけ打率リーグ2位の結果を残した打撃面での進境は著しい。中村が怪我のリハビリで2軍調整となっているだけに、1軍スタートとなった春季キャンプ~オープン戦にかけてのアピールが重要になる。
<復活期待の主力投手>
館山昌平
右肘靭帯再建手術を受け、昨年を棒に振ったエースの復活はチームにとって何よりの朗報。最下位に終わった昨季からの反抗へ向け、最大のキーマンだ。
<復活期待の主力野手>
△松井淳
12年は46試合に出場し、5本塁打とスマッシュブレイクも、さらなる飛躍が期待された昨季は怪我に泣き、わずか11試合の出場に終わった。 貴重な大砲候補の復活が待たれる。キャンプは1軍スタートが決定。