気がつけばドラフトまで10日切ったのか・・・今年はホント情報出ないですよね。まあ、「~以外海外」とか言い出す選手(というか新聞)が居ない年度なのはホッとさせられるけど。

一軍 石原 倉
次候補 會澤 磯村 (中東)
二軍 白濱 上村 中村亘


石原は守備面はもちろん、波がありつつも一時の不調を脱した打撃面も相まって、まだまだ頼りになる存在。一方、さすがに来季チーム最年長となるの方には衰えが見え出した。理想としては、まず倉のポジションから磯村會澤を這い上がらせて・・・という形になってくるだろう(今季当初もそういう模索は見えましたが)。
一部噂のある石原の流出に関しては楽観的な見方をしているが、年齢的にも故障である程度の期間離脱する可能性は十分に想定しておくべきで、その意味でも二番手捕手の底上げは喫緊の課題となりつつある。

<ドラフト補強>
捕手の候補が多い今ドラフトだけに、世代に関わらず1人は確保しておきたいところですが、直前期に来ての実感としてはトーンダウンの色が濃い。もっとも、投手中心の中で唯一磯村を獲った10年のように、中~下位でリストアップしている候補はいるはずで、後は当日の流れ次第でしょう。
磯村と同程度の順位で獲れる可能性のある捕手としては、喜多(敦賀気比)、石川(帝京)、緒方(樟南)あたりが挙がってきそうで、ともにカープとは縁のある学校の所属ですが・・・
大社の候補は、ちょっと今の段階で推測できないので(木下はトヨタ内定とか聞くし、たぶん中~下位じゃ無理だろう)、続報待ちということになりそう。嶺井とか3位で残ってりゃ、アツや磯村と競い合う存在としてこれ以上ない選手なんですけどね。

<その他補強>
捕手のトレードというと上村を獲った04年オフ以来ないはずで、今季も見込みは薄いでしょう。


一塁手
<一軍> キラ エルドレッド 岩本 松山
<次候補> 栗原  

来季の残留濃厚なキラと終盤戦の活躍で残留有力となったエルドレッドが健在ならば来季も代打兼終盤の守備固めで存在感を放った岩本を含めた3枚で安定し、守備に不安あるも松山も対応可能となる。
そうなってくると来季も苦しい立場なのがかつての主砲栗原で、 大幅減俸が確実な今オフを経ての来季は悲壮な決意で挑むシーズンとなる。二軍からチームの躍進を見守った今季の屈辱に忸怩たる思いがないはずはない。プレシーズンからアピールを重ね、まずは右の代打からでも這い上がる姿を見せて欲しい。

<ドラフト補強>
昨年のドラフトでいろんなポジションの選手をまんべんなく獲れましたから、状況的には三塁候補も含めた、園部(聖光学院)、内田(常総学院)、奥浪(創志学園)ら長打力に特化した主軸候補をピンポイントで狙えるタイミングではあるのですが、どうもその様相は薄そう。まあ、去年の指名選手では美間あたりも予想以上に良いですから、無理に獲りにいく年度でないのは確かなんですけどね。

<その他補強>
必要性なし。キラ、エルの不調時に代替の新外国人候補をリストアップしておくくらいでしょう。

三塁手
<一軍> 木村 小窪 堂林
<次候補> 安部 上本 鈴木誠 美間

不動のレギュラーだった堂林が夏場に故障で戦線離脱。穴を埋め、相手投手の左右によって併用された木村小窪が攻守に期待以上のパフォーマンスを示した。CSでも活躍を続ける彼らを横目に堂林はフェニックスリーグで復活へ向け汗を流している。来季も「競争」となるのは必至で、堂林と世代の近い安部上本、今季高卒ルーキーながら一軍でのスタメンも経験した鈴木誠も加われば、より争いは熾烈となって来そうだ。
当然、筆頭は堂林だが、守備面で確実性、攻撃面で勝負強さを増した小窪も晩成の気配漂い、来季は悲願の定位置確保へ大きなチャンスだろう。

※1つ、来季に向けて、膝に不安のある梵がサードをやると表明した場合は、色々前提が変わってくるので、またその時に分析記事を纏めることになるかなと思います。

<ドラフト補強>
一塁と同様、あまり指名の雰囲気はない。一・三塁タイプではなく、二遊間がメイン、あるいは対応可能なユーティリティタイプという視点で見ても、西浦(法大)や陽川(東農大)、望月(盛岡大付)らの候補にそれらしい噂はなく、投手中心の方針の中で、 なかなか手が回らなさそうなのが実情か。
あるとすれば、育成で隠し球として、独立リーグの選手なんかを引っ張ってくるケースになるでしょう。 

<その他補強>
細谷(ロッテ)みたいなパンチの有るユーティリティタイプが1枚欲しいのですが、うちも投手出してる場合じゃないから、なかなか折り合うのは難しいだろうなあ。決して補強が不要とは思わないけど、現実的には現有戦力を中心に戦っていくしかないでしょう。