ちょっとコメントとかが追いついてなくてすいません。とりあえず期限のあるものから書いて行かないといけないので・・・
今日はJ2編。やはりキープレイヤーと少しずつだけの根拠を添えて。

1神戸 キープレイヤー:小川慶治朗
主力が何人か抜けたところと、それに関連する野沢のセットプレーからの得点力が見込めないというのは、やはりマイナス材料ですが、それでも予想よりは残留を選んだJ1クラスのタレントが多かったし、新加入の外国籍選手も古巣復帰で野沢の代わりのプレースキッカーとしても重宝しそうなポポやアジア王者蔚山で主力を張っていたボランチのエステバンは即チームにフィットしていけそうで、アタッカーのマジーニョも連携さえしっかりしてくれば、小川や森岡ら若きホープも集うシャドーの定位置争いはJ2クラスを軽く超えてくるはず。
スタイルの構築に多少時間がかかって苦労する時期はあると思うのですが、いざとなれば、田代や都倉のように高さやフィジカルで制圧できるようなタレントがいることも強みで、手堅く勝ち点を稼ぐことが出来るはず。ガンバとくらべても決して遜色のない戦力だけに、どういう完成形を得ながらシーズンを深めていくのかすごく楽しみです。
注目選手として挙げた小川には、J2時代のシンジのような得点量産を期待します。ドンドンゴールの意欲を持って向かっていくことが厳しい定位置争いを勝ち抜くストロングポイントにもなってくる。

2ガンバ大阪 キープレイヤー:レアンドロ
相変わらず的確な補強をできずにいるGKとRSBの人材不足が心配で、最終ラインの調整があまり進んでいないのも気がかり。いわゆる「オリテン」としてJ2をまったく経験していないクラブだけに、入りの時期に少なからず苦労する可能性は高いと思う。 また、どうしても厳しく来られるでしょうし、けが人の想定も必要です。
それでも今野、倉田、パウ、離脱中の佐藤など近い時期にJ2を経験しているタレントがいるのは大きいし、全体のタレント力も頭抜けているので、一昨年のF東京のように柔軟にJ2にフィットしていける戦力を優先して使っていくような起用をしていければ、自ずと1年での復帰に近づいていけるのかなと。
夏の去就が微妙な家長とレアンドロのことは心配なのですが、前線に関しては十分代わりの出来る選手はいますから、仮にそういう事態になっても慌てずに対処してほしい。

3横浜FC キープレイヤー:シュナイダー
降格した08年以降の順位は10→16→6→18→4と乱高下しており、体制が違うと言えばそれまでながらも、こういう伝統というのは、ある意味理屈を超えて引き継いでしまうような怖さも様々観ているので不安はあるわけですが、昨季山口さんが引き継いで以降のチームには上位チーム・あるいはJ2上位の戦力に相応の安定感がありましたし、今季の補強も地味ながら、松下、西嶋、市村など最終ラインを中心にJ2経験豊富なタレントを獲得してきたので、大崩れなく戦える陣容になったのかなと。1人、2人気になる戦力を流出していますが、J2の中では層の厚さも文句なしですし、総合力の高さでトップ3入りも十分可能であろうとみます。

4千葉 キープレイヤー:ケンペス
プレシーズンでは助っ人も含め、攻撃陣がうまく機能しているようで、堅守健在も踏まえれば、自動昇格圏でもおかしくはない。桜サポとして気になるのは、やはりケンペスですが、守備に汗をかける選手で、戦術理解度も決して低くない。桜では師匠化していただけに、戦犯扱いされたりしてましたが、ジャイールとの2トップで連携がしっかり噛み合えば、双方がかなりの爆発力を発揮しても不思議ではないと思っています。FWの層が厚くないだけに、そんな助っ人陣の活躍が大きなウェイトを占めてくることはたしかながら、そこさえハマれば、てっぺんでフィニッシュしても不思議ではないでしょう。

5京都 キープレイヤー:山瀬功治
大木体制3年目、土台は出来ているだけに、なんとしても昇格を決めたいシーズン。アツタカやウヨンが抜けて、バキも開幕に間に合わないかもと聞きますが、まずはガンバを相手にどういうサッカーをできるか、補強した山瀬や三平あたりの動きにも期待しつつ、確認できればなと。

6徳島 キープレイヤー:柴崎晃誠
コバ監督1年目は大苦戦のシーズンでしたが、センターラインに実力者を加え、戦力増強。もっとも、コバ氏はそれなりに名前の通った選手を獲ったとしても、一番はシステム・戦術へのフィット度を重視するので、序盤は既存戦力がスタメン起用されることも多い。その点で近年やや停滞していた感のある千代反田、柴崎、高崎、さらには広島から借り受けたホープの大崎と開幕スタメンに名前が挙がってきそうというのは、それだけ重要な戦力であると同時に、厳しい指揮官の目も満足させる仕上がりではあるのかなと。
スンフンが抜けたGKの後釜松井も、やや足下が不安定で、たまにやらかしますが(苦笑)セービングの反応と技術はJ2で上位の水準にあると思いますし、明るい性格で早々にチームに馴染んでいるようなのは嬉しい限り。正GKに強い意欲を持っていましたし、ぜひ不動のレギュラーとしてクラブを上位へ導いてもらいたい。
 
7栃木 キープレイヤー:クリスティアーノ
継続性に彩りを添える新戦力の評価も高く、堂々の上位候補。守備面で大きな上積みはないだけに、下位クラブを相手に支配して、試合を落ち着けるような安定感ある試合運びができるようになってくれば。

8岡山 キープレイヤー:荒田智之
同じく継続性に強みを持ち、毎年順位を上げているダークホース。堅守は持続可能の見込みを抱けるものの、昨季前線で獅子奮迅の働きを見せた川又の退団は痛手で、荒田、押谷、鈴木と実績のある選手を多く加えたアタッカー陣の連携が鍵。不動の両ボランチが攻撃において果たす役割もより大きいものになってくる。

9山形 キープレイヤー:山崎雅人
いい選手はいるのですが、昨季後半以降失速した体制から大きな変化を感じないだけに、ハイレベルなシーズンということもあり、なかなか上に持っていけなかった。 まずは昨季同様、しっかり開幕ダッシュに乗って行きたいが。


疲れてきたので、以下個人的注目クラブのみ。

10東京V キープレイヤー:高原直泰
11松本 キープレイヤー:船山貴之
昇格2年目、大幅に布陣を入れ替え、着実に陣容の増強を図っている。攻撃陣の充実度が高まったのは楽しみ。

12アビスパ キープレイヤー:城後寿
前年大ブレーキからの大躍進が目立つ近年のJ2だけに、プシュニク新監督の手腕次第で台風の目になりうるかもしれない。城後の慰留に成功したことも大きい。鈴木、末吉の退団は中盤の構成を変えることで補いたい。

13水戸  キープレイヤー:鈴木隆行
柱谷体制集大成の1年に山村、木暮、近藤、難波、富田と即戦力の獲得に成功。ロメロの退団は痛いですが、一桁順位での着地も可能な陣容です。開幕直前恒例、鹿島との実戦では2-2で引き分けに持ち込み、自信もつけた。

14札幌 キープレイヤー:奈良竜樹
主力を多く放出し、ユース出身を大量昇格。若さ溢れる陣容で降格年度のシーズンに挑む。基本的には「未来」を見据えたシーズンですが、アタッカーは揃っているので、11年のように守備陣がきっちり役割を果たせば、中位以上も見えてくる。中立で見る側としては、今季の戦いぶりにすごく興味深い要素が多いクラブ。

15愛媛 キープレイヤー:高橋泰
石丸新監督初年度。0トップに挑戦なんて記事も出てますが、CFの適材がいない状況もあった。開幕直前に加入したベテラン高橋がしっかり1トップにハマってくれば、それに越したことはないのかなと。信頼の鞠ブランドから仕入れた松本もブレイクの予感。

16群馬 キープレイヤー:夛田凌輔(まあ、贔屓だけどねw)

17長崎 キープレイヤー:山口貴弘
高木新監督らしく、J2経験豊富な即戦力を迎えて、しっかり守備を仕上げてきた結果がTM等でもきっちり現れているので期待を持てる。得点力は未知数ですが、これまた実績のある佐藤を迎えられたのは収穫でしょう。

18北九州 キープレイヤー:池元友樹
ヤス監督の退任に伴い、主力が東京V、あるいは他クラブへ多く流出したこともあり、陣容の激変した北九州。それなりに実績のあるメンバーは揃っているのですが、どう戦術の中に落としこんでいくかの部分で、簡単ではないでしょう。ただ、池元、渡とハイクオリティな攻撃陣が残ったのは救い。新加入のベテラン大島との相性も悪くなさそうで、彼らの得点力を生かし、どうにか降格圏の攻防からは逃れられそうか。

19熊本 キープレイヤー:養父雄仁
エースの武富が抜け、ベテラン藤本主とCB矢野が負傷で開幕に間に合わず、新外国人もあまりフィットしていないようなので、結構心配しているクラブ。新監督の手腕も未知数だけに、守備が綻んで大きく出遅れるような流れになければいいのですが・・・

20岐阜 キープレイヤー:美尾敦
得点源だった佐藤が抜け、穴埋めに入った外国人選手もあまり信頼できないので、最初は一番下に置いていたのですが、色々考えて、長崎同様、ダウンがないどころか、デズモンド、杉山、益山の加入で上積みできている守備力を買って2つ順位を上げました。最後の実戦である京都戦でもしっかり守れていた上、攻撃でも3ボランチを採用して、いい流れも作れていたよう。中盤から、2トップの一角まで、さまざまな位置に対応可能で、プレスキッカーとしても重宝されそうな美尾の存在も大きなプラスを齎すでしょう。

21富山 キープレイヤー:キム・ヨングン
CB福田の代わりには実力者の御厨を獲りましたし、新潟から加入のキム・ヨングンも高評価。昨季から比べてそうネガティブなところも多くないのですが、なぜかこの位置になってしまった。なんでだろう(汗)

22鳥取 キープレイヤー:永里源気
補強を結構頑張ったので、はじめはそこそこ上に置いていたのですが、戸川を欠く守備陣は開幕前の実戦でも多く不安を露呈しており、新外国人がどこまでフィットできるかも未知数。岐阜、長崎と降格圏に予想しなかった根拠と照らしてウィークポイントを感じたので、こういう結論にしました。永里とか、LSBの武田とかいい選手だし、外国籍の枠全員埋めたりとか、意欲は見えるのですが、永里あたりもあまり名前が聞こえてこないんですよね。。


・・・ということで、あとはシーズンを座して待つのみ!3日後が待ち遠しいです。