なるべく急ぎたい気持ちはありつつ、なかなかダダダッと更新できずにいる現状。
とりあえず、センバツ出場校雑感だけは書いておかなくてはならないので、今日から2~3回で仕上げていきます。

今日は21世紀枠についての感想。選考経過については、高校野球ドットコムさんの記事が詳しいので、まずはそちらをご覧頂ければと思います。


東日本1枠目
記事の流れから見て、絞られた3校というのは、いわき海星、遠軽、日立一の3校ということでしょう。五泉に関しては、やはりこの3校と比べて、決定的な「押し」がなかったと言わざるを得ないところでしょうし、来年以降地区推薦の時点で、地区出場校に限定しない選考が必要になってくるでしょうね。今年で言えば、過去に3度県推薦を受けている諏訪清陵を推薦したほうが見込みとしては高かったという事にはならないか・・・など、来年以降へ総括が必要でしょう。

その上で、地区推薦1枠目は個人的に予想した遠軽ではなく、いわき海星でした。これに関しては「21世紀枠」の選考傾向における顕著な「原点回帰性」を全面に押し出した抜擢だと思いますし、いくら「実力面の評価は選考に影響しない」と言われても、そういう選考の仕方に軸足を移した時期があった事実は消えないですから、考え方としては、やはり会長が変わって以降なのか否かはともかくも、少なくともその頃から着実に醸成されていった「実力・秋季大会実績重視路線」への疑問と「軌道修正」としての近年~そして、「県16強敗退」へと「実力評価」の下限が拡がった今回の選考という具合に見ていくのが自然でしょう。
当然、あまりにも頼りのなさを感じてしまう実力・実績面への疑問は拭えないですが、それよりも先に「思想」があるということ。それもセンバツの意義であるといえばそのとおりなんでしょうし、少なくとも、自分にはその決定が正しいか正しくないのかを測るものさしがありません。とにかく、決まったからには選手には、ただただ全力で良いプレーを見せて欲しいという期待と願いを抱くばかりです。

西日本2枠目
ただ、(門司学園は)地元の方に伺っても、決して特色的に強い押しがあるわけではないと仰られる学校だけに、ある意味個性としては群を抜いている土佐が「マイレージ」も売りに、一挙捲くり上げる可能性も十分にあるでしょう。

と書いた「補足意見」のほうが当たってしまうという(苦笑)感想についても、
四国連がいかに付加価値も含めた「私学初」で選考委員をグラつかせるかですし、その上で「マイレージ」の評価もなされれば・・・

と書いた予想記事のイメージ通りにやったなあ・・・というところだし、また選考委員がその流れに見事なまでに乗ってくれたというか・・・ 
その点、「これでいいのか」という複雑な思いもなくはないとはいえ、古豪マニア、そして四国の野球ファンの立場としてはどうしても嬉しい気持ちが先立つところで、日程次第ですが、できれば観戦にいければという思いでいます(しかも済美か大和広陵と重なってくれれば最高なのですが)。

ただ、こういう機会を貰って、当然以後同じチャンスはありません。ゆえに、今回の出場を良いキッカケにして、いかにもう一度「2強」や市商、その他の強豪私学らと競り合い、甲子園常連に近い位置を取り戻せるかどうかですし、本当に大事なのはこの大会、そしてそれ以降の活躍だと思っています。

また、今年の土佐の選考によって、次回以降の出場へ色めき立つ古豪チームは多いのかなと思いますが、今回で言えば「全力疾走」というフレーズが多く使われました。やはり、そういう「代名詞」的なイメージを有すチームは強いですし、いかにその伝統を守り、励んでいるかという部分まで含め、今回の土佐が絶好の試金石になったのかなとは感じます。

3枠目、4枠目
4校の比較ということで、候補は選出された益田翔陽、遠軽に加え、補欠1~2位の門司学園、日立一なのかなと。選出確実と評されることの多かった遠軽が最後の最後まで残ったのは意外でしたが、その遠軽にせよ、秋に残した4強の実績や近年の相次ぐ高実績のほうをやたらと強調すると言うよりは、もっと広い見方になっているし、益田にせよ秋の県優勝と言うよりは、学校としての特長や部としての取り組みについての記載が多い。もちろん、相応の結果を残しているからこそという見方はあると思いますが、それにしても、現状の選考がどこを強調しているかという意味では明確に示された「根拠」になっているのかなと思いますし、門司学園の落選や、補欠にも入れなかった五泉の苦戦を見ても然りということなのでしょう。


総括すると、「私学初」と創設年度から「16強組」の出場が誕生という、両方を実現させた、それなりに(偉い人たちにとって)意義の大きい選考になりましたというところかなと。今年の結果がどうあれ、「押し」を持った学校が強い、あるいは、それをうまくプレゼンできる地区が強いという流れはしばらく変わらないと思いますから、まずは地区レベルで意思疎通の部分から徹底しなければ、今後ある程度「平等」からはかけ離れた展開が続いたとしても、文句は言えないということになるのかもしれません。東海なんかにしても、地区出場校以外にも広く門戸が開いている現状、「推していく」学校次第ではチャンスが転がってくる余地は低くないはずです(もちろん、何としても同枠出場校を出したいという意向があるならば・・・ということですけどね)。
たとえば四国連が今回池田ではなく、土佐を選んで見事結果に結びつけたのを見ていても、4県間での意思疎通や提出資料、プレゼン等々の要素を総合した「うまさ」の域において、現時点で他地区を凌駕している部分があるんだろうなという思いを抱かざるを得ませんよね。そういう点からも、過去実績において四国が多く選出回数を伸ばせていることが決して偶然の産物ではないのだろうという思いは今回で余計に強くなりました。