では、毎年恒例の本題記第1回・・・と言いたいところですが、前ブログ時代の同じ特集記事内で去年、あるいは一昨年に書いて、現状ではまだ十両に上がっていないというポジションの力士もいるわけで、そのおさらい&追記の更新から入っていこうと思います。


錦木徹也 22歳 伊勢ノ海部屋 初土俵:平成18年3月 出身地:岩手県 身長:185センチ 体重:132キロ
詳細解説はこちら
<追記>
自己最高位だった11年初場所に記事を書いて以降、2年ぶりとなりますが、その間は中位で大勝ちするものの上位に行くと粗さが目立つ取り口で実力者の上手さや速さに屈する形の苦戦が続いていた。
それを払拭したのが去る九州での幕下優勝。6連勝で迎えた最後の一番は筆頭で6連勝とし、すでに翌場所の新十両を確実としている東龍が相手でしたから、劣勢を予想しましたが、鋭い踏み込みからの喉輪で相手を起こし、左を覗かれるも右のいい前廻し、そこから間髪入れずの攻めが効いて、投げなど土俵際しぶとい相手に残す腰を与えない会心の内容でした。

この優勝により、新年の土俵は自身初となる一桁番付を経験することはおろか、十両目前となる東3枚目まで躍進することに。一気に「関取」を見据えた場所を迎えることになります。
部屋の甲山親方などが再三指摘する通り、ワキの甘さや腰の高さ、引きつけた上手の位置など根本的な課題や粗さは決してビシッと克服されている現状ではないのですが、元記事にある通り身体の力には特筆すべき強さがあり、それを上記東龍戦のような形でシンプルに発揮していけるなら、その高い潜在能力を関取昇進という形で結実させることもできるはず。
同い年の高安、舛ノ山、千代の国の活躍を思えば、もうここらでモタモタしてはいられない。大きなキッカケとなる幕下優勝を経ての初場所、その活躍に期待したい。



栃飛龍(春日野 25歳 177 141 12年初場所:西幕下2) 
詳細解説はこちら 
<追記(12初場所前)>
関取昇進を目前に見据える春日野トリオの一角。昨年は技量場所、11枚目で惜しくも3勝4敗と負けこすも、続く名古屋で5勝、秋は自己最高位の西2枚目まで躍進する。その場所こそ3勝4敗と負け越すが、東5枚目の九州では千秋楽の十両戦を制して、はじめて5枚目以内で勝ち越した。
新年を最高位タイの西2枚目で迎え、今度こその新十両へいよいよ待ったなしだ!

取り口もやはり頭から行けない押し相撲なので、馬力はないですが、粘っこく安定感があり、関取になれるかどうかは、もう勝負の場所で「あと1つ」を勝ちきれるかどうかだけでしょう。

<追記(13初場所前)>
十両まであと一歩の位置に定着しながら、足首の怪我に泣き続け、2012年も関取昇進を果たせなかった。しかし、終始コンディションが整わない中でも、跳ね返されては勝ち越して上位復帰を果たすなど地力の高さにはもはや疑いの余地はない。常にチャンスと隣り合わせの場所が続くだけに、今年こそ悲願を叶えて欲しい。


栃矢鋪(春日野 23歳 177 143 12年初場所:東幕下7)
詳細解説はこちら  
<追記(12初場所前)>
技量場所は9枚目で3-3と関取昇進に王手をかけながら、旭秀鵬に敗れ涙。名古屋でも負け越し、秋・九州は1点の勝ち越しと上位での一進一退が続いている。
取り口も地力ももう一息という感じで、やっぱりある程度体に厚みあるタイプの押し相撲ですから、急激に結果が出る時には誉富士のように「強くなった」という実感がハッキリ取り口に表れる事が多い。手も足も懸命に出して精一杯の相撲を取り切るガッツある力士ではありますが、その域には未だ達しないイメージなので、東7枚目からスタートの12年、内容面の向上がそのまま新十両という悲願へ直結しそうです。

<追記(13初場所前)>
 一進一退を重ねながらも着実に地力を高め、夏場所から3場所連続勝ち越し。秋には初の5枚目以内となる東4枚目まで進出し、3勝2敗で終盤戦へ。しかし、ここからあまりに大きな試練が訪れてしまう・・・
6番相撲に敗れて迎えた7番相撲、德真鵬との入れ替え戦に敗れた際、右膝前十字靭帯断裂の重症を負い、去る九州は全休。十両昇進まであと一歩のチャンスが一転、新年を幕下下位まで転落して迎える苦境に立たされた。現状、初場所への出場がどうなるか確認は出来ていないが、まずはしっかり治しての再起を期待したい。


次回も、同様の記事をもう1本。そのあと、川成、青狼、千代丸、千代皇ら未記載の有望株について書いていこうと思っています。今年こそはなるべく他の更新を溜め混みすぎず、春、夏と少しずつでも記載力士を増やしていきたいなという目標だけは持っているのですが・・・