多方面要素複合系。ブログ 新館

5年以上続いた多方面要素複合系。ブログ(http://bit.ly/dnktQj)の後継ブログ。基本的に更新スタイルに変わりなく、スポーツ観戦と企画もの記事、予想記事等が中心、隙間の時期に音楽関係の記事を更新できればと考えています。

※コメント欄に関して、投稿の内容・投稿者間での議論等、基本的には制限を設けませんが、他の方のコメントや特定のチーム・個人等に対する度を超えた批判や中傷、記事内容と直接関係のないコメントの投稿はご遠慮ください。 また、そのような投稿に関して、レスをしないことや予告なく削除をすることもありますので、予めご了承ください。

15NPB開幕時陣容 広島野手編

今日は野手陣。まずはポジション別の現況分析から。

捕手
會澤、石原の併用+開幕時には3番手として倉もベンチ入り。とにかく會澤が怪我なく、調子の乱れも最低限にどれだけレギュラーとして収穫あるシーズンを送れるかどうか。

一塁
エルドレッドの長期離脱により、新外国人グスマンが座る。 前評判通り際立ったパンチ力こそないが、逆方向を強く意識した逆らわないバッティングで日本野球への順応は早そうだ。エルなりロサなりが復帰し、助っ人野手2枚体制が整った暁にはいっそうその存在も頼もしいものとなってきそう。

二塁手
菊池が不動のレギュラー

三塁手
キャンプから熾烈な定位置争いが展開されてきたが、梵、木村、小窪がその座を分け合う昨季からの様相に変化はない。待たれるのは堂林の復帰だが、思えば、3年目に開幕一軍入りを果たして以降、未だ二軍で群を抜いた成績を残して一軍へ還るというタスクを果たしたことはないわけで、そういう過程を経てからの「昇格」となっても決して遅くはないだろう。

遊撃手
2年目の田中を中心に梵、木村がバックアップ体制という昨季終盤同様の形。プレシーズンを絶不調のまま終えた田中だが、開幕後徐々に状態を上げており、大きな心配はなさそうだ。

左翼手
オープン戦で結果を残した松山が5番に定着。例年通り、もうちょい長打の数が多ければ・・とは思うのだけど、
それでもコンスタントに3割前後を打ってはくれる選手。大きな怪我なくシーズン通して5~6番に座り続けてくれれば・・・と期待しています。

中堅手
丸で不動。状態自体かなり悪いようには見えるものの、彼くらいになれば大きな怪我を隠しながらプレーでもしていない限り、どうにか修正する力は持っているだろうし、大崩れすることなく中軸の役割を果たしてくれるはず。

右翼手
緒方監督期待の若手、鈴木誠と野間が定位置を争うも、現状では野間が一歩抜けた様相。強肩俊足強打の下馬評に狂いはなく、順風満帆とは行かないにせよ指揮官の辛抱強い起用の下、一軍定着のルーキーイヤーとなりそうだ。

代打
岩本と新井が左右の切り札。代打としての経験も十分で、今季幾度もチームにとって貴重な一打を放ってくれるだろう。2番手として天谷、小窪クラスが控えるのも層が厚い証拠。

オーダー
9野間
4菊池
8丸
3グスマン 
7松山
5梵
2會澤
6田中
1投手

他にも色々パターンはありますが、現在のメンバーで考えればこの並びがベストか。バランスは悪くないものの、やはり迫力不足は顕著。下位の會澤、田中に昨季のような長打力が宿れば話は変わってくるのですが・・・

15NPB開幕時陣容 広島 投手編

開幕時陣容記事、まずは贔屓球団から!

先発
右 前田健 黒田 大瀬良 野村 福井
左 ジョンソン

主な2軍
左 戸田 中村恭

黒田は言うに及ばず、待望の先発左腕ジョンソンも加わった先発陣はリーグ随一の陣容。オープン戦で結果を残し、開幕ローテをつかんだ野村、福井だが、ファームでも戸田、中村恭が好調なだけに、競争はなおも続いていく。大瀬良も含めた裏3枚に関しては、ファームに代わりがいるうちは変に我慢して使い続けるよりも積極的に入れ替え、競争を意識を強めていく方が良いのではないか。

ロングリリーフ 九里 今井(ともに右)

主な2軍 
右 小野 今村
左 篠田 戸田 中村恭

さっそく3月31日のDeNA戦で九里が1イニング、今井が3イニングを投げたように、今季はビハインド時を中心に投げるロングリリーフ枠を2枚用意。いわゆる「敗戦処理」の仕事を黙々と遂げる場合もあれば、1~2点ビハインドで試合を作り直す役割も担う。
これには野村政権時の散漫な投手起用を改め、勝ちパターンの登板過多を防ぐ意図があるわけですが、1枚ではなく「常時2枚が理想」という徹底ぶりも買って個人的には大賛成。あとは使う側の一貫性と起用される選手たちがこの決して派手とは言いがたい「縁の下」の任務をいかに地道にこなしていけるのか。
誰よりこの役割の難しさを知っているのは畝投手コーチをはじめとする首脳陣ですから、できるだけ1~2度の失敗ですぐに下へ行かせるような用兵はせず、この位置の投手にこそ我慢の起用を求めたい。
また、これはシーズンオフにすべきこととなってしまいますが、こういった首脳陣の意図にフィットさせる形できっちりと「専門職」的な価値を認めて、ポジティブな査定を出来るかどうかも重要な論点となりそうです。

今井、九里というコンビはこの場所での仕事にチーム随一の適性があると思っているし、ローテ入りや勝ちパターンへの配置転換へ「昇格」させるというよりは、できれば不可欠な存在として、1シーズンをこの位置で投げ抜いて欲しいと期待しています。


ショートリリーフ
右 一岡 中崎 永川 
左 ザガースキー

主な2軍
右 中田 今村 
左 飯田 河内 

抑え
ヒース(右)

上記したような投手起用法の再編により、開幕4試合消化時における中継ぎ~抑え陣の登板数はヒースの2試合(2イニング)が最高。ある程度球数を投げた次の試合は延長にでももつれない限りは投げさせないというようなおおまかな目安(あるいはもっと綿密で細かいものがあるのかも)は決めているのでしょう。あまり登板機会がなさすぎても、それはそれで・・・でしょうけど、そこはやりくりで解決することですから、もう少し長い期間を見て、再度途中経過のようなものを書いていければと思っています。

15春季奈良大会 4月11日開催分の展望

先日の大会展望と重複する箇所もありますが、1回戦の展望をつらつらと書いていきます。

4月11日 郡山球場分

登美ケ丘×西大和
秋はスタメンを最上級生が占めた登美高と新2年と1年のみで戦う西大和ですから、経験・地力の差は否めないですが、その中で西大和がどこまで食い下がる戦いができるか。
登美高としては、しぶとさを伝統として身につけつつある相手打線に対し、守りで雑にならず、ソツのない試合運びを期待したい。個別には、昨夏8強の智弁戦で投げていた樋口くん。秋は登板がないまま敗れてしまったので観ることが出来なかったのですが、秋季大会前にも書いた通り、中背の右スリークォーターから縦の変化球もまずまず良くて、シュート回転気味のまっすぐも面白いくせ球タイプ。怪我などなく順調に伸びていれば今春こそ陶板の機会があることでしょう。

一条×法隆寺国際
法国は噂レベルなのでまだ載せないですが、某県内の有名監督が就任するらしく、向こう数年にわたって楽しみな存在となってきそうだなと。ひとまず、この試合では相手の強力打線をいかに封じ、接戦に持ち込む展開を作れるか。

一方の一条、秋は序盤で敗れてしまいましたが、旧チームからセンターラインを張るセンター川内、セカンド森田魁、ショート久保をはじめ、野手陣のタレントは公立勢有数。ここに主軸候補の結城や奥谷(夏に4番を打ちながら、秋には出ている気配がなかった富中くんはどうなってるんだろう。。)が本格化すればいっそう怖い打線となってきそうです。
投げても同じく旧チームからマウンドに上がる右サイド神山や右本格派原田らを擁し(旧チームでは川内くん(左腕)もマウンドに上がっていましたが、もう投げないのかな?)、力はあるはず。どうしても近年は守りのミスからビッグイニングを作ってしまい・・・ということが目立っていますが、落ち着いて自分たちの野球ができれば優勝した09年の再現に近い旋風を起こす可能性は十分にあると思っています。図らずもこのチームとは妙に生観戦縁が強く、その分愛着もありますし、今大会も管理人の生観戦予定が入っている19日の2回戦で観れることを願いたい。


11日サトスタ開催分
磯城野×生駒
ともに昨秋は16強。強打者が揃う磯城野打線に昨秋畝傍を封じた生駒の新2年生エース松元がどう挑むか。松元くんは小柄で際立ったスピードこそないものの、変則的なフォームからの打たせて取る投球が身上。磯城野の主軸、口開くん・谷口くんあたりは一冬越えての成長がダイレクトに問われる恰好の相手となりそうです。

智弁学園×関西中央
昨春に続き、開幕日から登場する智弁学園。対戦する関西中央は例年通り一冬越しての投手力に磨きをかけているでしょうから、秋に投げていた巽くんのみならず、どんな投手が出てくるのか楽しみでありつつ、廣岡を中心とした智弁打線はその挑戦をいかに退けるか。
また、智弁の新2年生エース村上くんと関西中央が誇る右の強打者コンビ向井・小口との対戦も注目されるところで、おそらくはNPBスカウトも数球団が視察に訪れる一戦となるのでしょう。 

奈良朱雀×榛生昇陽
朱雀はこの試合に勝てば2回戦で観に行く予定ですが、ここ2世代は1枚エースで上位進出を果たしていたのに比べ、昨秋は3~4投手が投げていたので、まずは軸になる投手が確立されている(あるいは今大会を通じて確立される)かどうかを確認したい。また、近年お馴染みの強力打線は今世代も健在で、この試合でも序盤から榛生昇陽投手陣を捕らえていきたい。 

15春季奈良大会 組み合わせ決定!

センバツに先駆けてひっそりと決定している春季奈良大会組み合わせ。まだまだ開幕までは時間があるので、現段階で深入りはしませんが、管理人の観戦予定も合わせ、ざっとアウトラインだけ触れていこうかなと思います。


Aブロック
センバツ出場の天理は2回戦からの登場。相手となる高取国際は昨秋も智弁との初戦でしたから、災難というかある意味代えがたい経験をしているというべきか、ともかく秋同様、曽我部、光山、皆巳らの投手陣がどれだけ粘れるかが見どころとなりそうです。
ちなみに、この日(4月19日)は第1試合で秋に天理相手に好投を見せた新2年の速球派右腕中内くん擁する五條も登場。初戦に勝っていれば、第3試合にも川内、森田魁、久保ら野手に下級生時から経験豊富な実力者が揃う一条が出てくるということで、一条が勝った場合限定で第1の観戦予定日にしようかなと目論んでいます。

この他では、1年時に4番一塁で甲子園を経験した横山くんが最高学年となる桜井、投手陣を中心に昨夏8強のメンバーが残る登美ケ丘、好投手上田の添上あたりがダークホースになりうる存在でしょう。

Bブロック
甲子園経験者の廣岡、山中、大西らを擁する打線は天理に匹敵。村上-岡澤のバッテリーや強打の大橋ら秋に活躍した1年生も一冬越えていっそう地力を高めたであろう智弁学園の有利は動かないものの、経験豊富な左腕青井-筒井のバッテリーとここぞで火を吹いた強打で秋8強の郡山、新2年生右腕石橋の好投で秋に智弁と接戦を演じた高田商の古豪2校も復活の兆しを見せ、虎視眈々と秋のリベンジを狙っている。

このように8強で対戦する高田商×郡山の勝者と智弁がシードを目指して争う構図が有力ながら、この他にも口開、谷口ら旧チームから主軸として活躍する打者が残る強打の磯城野、小柄な新2年生右腕松元の好投で秋に格上と見られた畝傍を下した生駒、技巧派左腕堀川を1番出村、3番奥野ら振り鋭くセンター返しに徹する打線が援護し、秋4強入りの奈良北、庄野、南ら旧チームから主力を担う選手を中心にやはり打線が魅力、大物食いの評判も定着しつつある奈良朱雀、一冬越えての好投手育成には県内屈指の定評を誇る関西中央、秋に天理を相手に「あわや」の粘投を見せた新2年生右腕増田の奈良など注目校の数は多く、比較的有力校が割れた印象の中でも、最激戦区となった感が濃い。


Cブロック
センバツ帰りの奈良大付、基本的には2番手投手の中山くんや欅谷くんに経験を積ませる機会となるはずなのですが、その初戦が昨夏0-1で破れている畝傍との再戦になる可能性が高そうなのが興味深いところ。昨夏投げ合いを演じた坂本くんが健在ですから、坂口くんは性格的に「俺が投げる」と言いそうですよね。もちろん、その結果次第とも言えるセンバツさえ始まっていない現時点ではさすがにこれ以上の憶測を書き用もないですしが、何にせよ実現すれば2回戦屈指の好カードとなるでしょう。
ただ、畝傍に関しては、坂本以外にも技巧派左腕の四方、昨夏の4強天理戦で公式戦初登板の大抜擢を受け、1年生離れしたマウンド度胸を示した右腕吉永らいい投手がいますから、春時点で誰が「1」を背負っているか。必ずしも坂本くんだとは言い切れない層の厚さがありますよね。例年通り、打線や采配面の底上げも順調に進められいるはずで、2年連続でのシード獲得を目指します。

この他、右下手森嶌、速球派右腕和田らの投手陣に旧チームから主力を張る関岡、杉山、星里、平田ら強打者が健在の香芝、昨秋ブレイクした大型右腕山本の活躍で2季連続8強入り中の古豪御所実、前述の一条もシード獲得の可能性を秘める実力校。昨春、昨夏4強の大和広陵は秋に不調だったサイド右腕山田の復調が鍵となりそう。

Dブロック
初戦でダービーが組まれた橿原学院と橿原。そして、その勝者を2回戦で迎え撃つ平城の3校を中心としたシード争いになりそう。橿原学院は昨秋怪我で欠場した攻守の要、捕手の櫻井響くんの復活が成っているかどうか。
バッテリーを中心としたセンターラインの安定が鍵となります。昨秋8強の橿原も強打は県内でも有数の域にあり、秋は多くの投手が登板するも失点が目立ったディフェンス面次第。2年前の岡野くんほどとは言わずも、軸になる投手が出てくるか。
その点、平城は1年時からマウンドを守ってきた県内屈指の好投手鷲尾くんの存在が心強い。ただ、ここ数季好投しながら終盤にビッグイニングを作られるケースも多く、昨春天理を相手に好投を見せた左腕小林ら両輪となる投手の台頭があればより私学強豪勢にとって怖さが増すチームとなれそうかなと。

この3校を8強で迎え撃つことになりそうなのが秋16強の王寺工。このチームも本来豊田くんという良い真っ直ぐを持ったピッチャーがいるのですが、秋は不調なのか怪我なのか、外野に専念していましたから、彼が投手として復帰し、秋のエース池内くんとの2枚看板が出来れば、中尾、恒次、中越らの打線も強力なだけに、旋風を起こす存在となりうるかもしれません。

15J1 順位予想

3月1日
ゼロックスカップを観て、予想5年目くらいにして最大級の予想入れ替えを敢行しました。元の順位は見なかったことにしてくださいw

今年から2ステージ制採用と成るJ1ですが、順位予想は従来通り1シーズンを見通した年間勝ち点順を予想するものとします。

1ガンバ大阪 キープレイヤー:東口順昭
元来怪我が多い東口の代役に不安が不在、前線の柱であるパトリックにも夏マーケットで恒例の・・・などという戦力的な迷いが多く、下馬評よりも低い位置に置いていたのですが、昨日の試合を観て翻意。かつての強さと脆さが同居したガンバとは違い、12~13年の広島を思わせる強固にマネジメントされた根拠のある強さを実感しましたから、これは余程のことでなければ崩れる展開は起こりえないぞ・・・と。
ただ、ACLもあるだけに、やっぱり東口のところだけは心配ですね。上記の広島も連覇の間、基本的には西川がしっかりと定位置を守り抜くことが出来たからこその王座でした。その意味で首位予想はリスキーですが、敢えて初志非貫徹(?)で大幅に繰り上げて勝負に行きます。

2名古屋グランパス キープレイヤー:川又堅碁
今オフの補強は少なかったですが、昨夏にレアンドロ、川又らを獲っていますから、元々選手層の厚さは十分。ノヴァコヴィッチ以外の主力選手は昨季からの継続性があるという点で、西野監督もキャンプ~TMなどを通じてほぼ同じメンバーの起用を重ね、いっそうの成熟を図ってきました。

・・・ということを書いていたのですが、レアンドロが怪我で開幕絶望ですか・・・近年のプレーを見てもこの人のフル稼働を求めるのは酷そうかな。。
とはいえ、ノヴァコと川又の2トップはやはり強力。いっそうパサーとしての役割が強まりそうな矢田や控えの青木や小屋松にも出場機会に向けてのいい刺激材料になったでしょうから、ややスロースタート気味でも、最後にはいい方向に回ってくれることを期待して予想位置は変えません。

3鹿島アントラーズ キープレイヤー:中村充孝
ジネイの契約解除という誤算こそありましたが、代わりに新加入の高崎が順調にフィットしているのは嬉しい方の誤算。若手の成長でいつのまにやら選手層もすっかり厚くなり、ACLとの掛け持ちも特に問題なくこなしていくはず。2ステージ時代の経験も豊富で、シーズンの大事なところにピークを合わせていく術も熟知した指揮官のもと、必ずや年間優勝争いの上位に食い込んでくることでしょう。
数カ所の予想サイトや雑誌などを見て、考えることは同じだなあと思ってしまいましたが、2ステージ制時代の印象はどうしても三味線を弾いてた鹿島がセカンドステージで大化けする構図なんですよね(苦笑)

あ、キープレイヤーのアツタカは単に管理人が好きな選手というだけのことですw

4川崎フロンターレ キープレイヤー:エウシーニョ
ガンバのところで書いた「強さと脆さ」を併せ持つ魅惑の攻撃サッカーを一貫させるのが川崎。
一方で懸案の守備について確かに角田、エウシーニョと地力のある選手を獲っているのですが、その分田中裕、ジェシ、中澤と抜けているので選手層に不安は否めず、GKも他の上位クラブと比較すれば・・・
毎年のことですが、そのあたりが一番上の順位を予想するにおける躊躇いとなってしまいます。

5ヴィッセル神戸 
これまでの神戸になかった哲学や確たる組織力を伴った「強者のサッカー」を目指すべく、ネルシーニョを招聘。タイトルやACL圏内に到達できれば一番ですが、何より浮き沈みのない、シーズン通して安定感ある戦いが出来れば、自ずと総合順位は付いてきます。一丸となって、強豪への第一歩を刻みたい。

6浦和レッズ
ベストメンバーではなかったというエクスキューズは必要ですが、逆に質の高いターンオーバーを可能とすることこそ今季のレッズが誇る強みになると見ていただけに、昨日のゼロックスには多少なりとも失望がありました。
各クラブの地力も接近していますから、ピッチに送り出す11人+3の起用を誤れば却って豊富な選手層が仇になる、そんな不安を否めずに事前の予想から大きく順位を下げることに。

7FC東京
どうしても豪華な陣容を誇りながら、上位にさえ入っていけない近年の成績が予想を慎重にさせますが、フィッカデンティのサッカーは堅守速攻の明確な拠り所がありますから、継続性や成熟という要素が順調に積み重ねって行けば、一気に大きな花を咲かせる可能性は低くない。

8サンフレッチェ広島
守備がしっかりしているので、下位ということはなさそうですが、石原・高萩の2シャドーを失った攻撃面が懸案となることは避けられず、今季は中位止まりか。工藤はいい選手ですが、次善のターゲットという感は否めず、野津田、皆川、浅野ら若手の成長も期待したいとはいえ、柱としてトップ3進出に貢献!というところまではもう少しかかりそうですからね。。
ただ、一発勝負には強いスタイル。ナビスコや天皇杯でしたたかに勝ち上がり、タイトル奪取というシナリオはありえるかも。

9横浜Fマリノス
ここも守備陣に変調の兆しが見えない以上、降格云々に巻き込まれる可能性は低いでしょうけど、攻撃が・・・というところ。その点、モンバルエツ新監督の「シティを目標に」は露骨過ぎて吹いてしまいましたが(苦笑)アデミウソンの加入が得点力アップにどう結びつくかは大いに楽しみ。彼がフィットし、俊輔も戻った中盤以降の巻き返しでセカンドの優勝争いに食い込みたい。

10サガン鳥栖
去年の仙台と似たイメージで、実際シーズンに入るまでなんとも言えないですが、鳥栖の場合ユンさんは昨季途中にやめていますから、いきなり新監督の下で・・・というよりは影響も少ないはず。
心配された主力の流出も安田くらいですから、すんなりシーズンに入っていけるでしょう。二桁順位というほど評価の低さはなく、8位から下辺りは一弾に近いイメージです。

11柏レイソル
いきなりACLとの掛け持ちを強いられる新指揮官がどれだけ柔軟な選手起用をしていけるかという点で多少の不安あり。戦力が大きく入れ替わったわけではなく、守備陣の陣容も固いので大丈夫だとは思いますが・・・

12湘南ベルマーレ
J2で独走昇格したチームは翌年降格とは縁の遠い中位以上で活躍する傾向が続いているので、もっと上にしたいところではありますが、結構戦力も入れ替わっているので、ウェリントン→ブルーノ・セザルがどうなるかというところだけでなく、チーム全体としてどう戦っていくか、まだまだ見えないところは多いですね。期待半分、不安半分、ひとまず下馬評通り降格はないという位置にはしてみました。

13清水エスパルス
予想的なことで去年盛大にやらかしたので上に持って行きづらいですが、力のある選手は揃えています。色々言われましたが、開幕に向け、攻守とも仕上がってきているので、後は結果を出すだけかなと。

14ベガルタ仙台
落ちるとすれば完全に昨シーズンだったと思うんですよね。それをフロントの的確なマネジメントと渡邉監督の求心力でどうにか持ちこたえ、乗り切った。今季も楽な戦力ではないですが、正直もう1人~2人は主力が抜かれる可能性もあると見ていたので、十分ベースは残ったといえるのかなと。

15ヴァンフォーレ甲府
指揮官交代は実績のある樋口さんなので影響は小幅と見ますが、佐々木、青山の抜けた守備陣は新井の故障離脱もあいまって不安が大きく、降格候補の予想で上位に挙げられるのもやむない明確なウィークポイントになりかねない。
ただ、山本、保坂、石原、阿部翔、盛田と修羅場をくぐってきたベテランが健在なのは大きく、試合を、あるいはシーズンを通しての拠り所となってくれるならば、ギリギリ持ちこたえることも可能か。

16アルビレックス新潟
いわゆる「びっくり枠」として。一昨年の磐田に近いイメージで、久々に降格候補の下馬評をほとんど受けることもなく、上を目指して前に重心を掛けたくなることが落とし穴になるのか・・・という「勘」ですね。
「びっくり枠」の対象に飲み込まれると、継続性も戦力もスタイルも何もそっちのけで勝てなくなってしまうのが怖さですから、新潟に限らずその危険性はどのクラブもが内包するものでしょう。

17モンテディオ山形
勢いだけでなく、戦力的にもここ2~3年のPO勝ち抜きや3位昇格クラブよりも上で、残留争いに巻き込まれそうな他のクラブと比しても見劣りはしないだけに、同じく下馬評を覆した09年同様のシナリオも浮かぶのですが、何分PO勝ち抜き(3位昇格)クラブがずっと残留できていない流れがあるだけに、ジンクス重視派として逆らえない習性が・・・戦力的には前回のJ1時代を知る秋葉や石井を放出したことが気になってしまう。
一方で、東京V時代から長く好きな選手として期待している林陵平が良い評価を貰って開幕を迎えそうなのは純粋に楽しみなポイント。大器が覚醒し、ディエゴを2列目で固定できるようなら攻守のバランスももう一回り良くなっていくのかな。

18松本山雅FC
新鋭の一大挑戦、ワクワクする気持ちはありますし、この評価を覆す躍進を期待する気持ちは強いですが、予想としては純粋に戦力が・・・という判断です。田中隼以外はJ2で実績を残してきた選手が中心で補強組もほとんどがJ2上位クラスの実力者ですが、J1経験はないか乏しい選手ばかり。スタイルが明確なチームほど修正が難しいということもありますから、どうしてもスンナリとJ1のスピード感に馴染んでいけるのかという点で消極的な評価にならざるを得ませんでした。

得点王 宇佐美貴史 

15J2&J3リーグ順位予想

去年は2位予想の山形が怒涛の追い込みでPO勝ち抜き、3位予想の湘南がダントツのリーグ制覇とピントぼけ満載ながら(汗)どうにか昇格3クラブ中2つを当てることには成功しました。今年は贔屓クラブの降格で予想と願望の色分けが難しいですが、ひとまずこんな形になりました。

1大宮アルディージャ 注目選手:大屋翼
2セレッソ大阪     注目選手:秋山大地
3大分トリニータ    注目選手:岡本英也
4ジュビロ磐田      注目選手:ボスロイド
5ジェフ千葉      注目選手:ペチュニク
6ファジアーノ岡山   注目選手:伊藤大介
7京都サンガFC    注目選手:キム・ナミル
8アビスパ福岡     注目選手:鈴木惇
9徳島ヴォルティス      注目選手:内田裕斗
10コンサドーレ札幌 注目選手:ク・ソンユン
11Vファーレン長崎  注目選手:花井聖
12ギラヴァンツ北九州 注目選手:小松塁
13東京ヴェルディ   注目選手:ブルーノ・コウチーニョ
14ロアッソ熊本     注目選手:嶋田慎太郎
15水戸ホーリーホック 注目選手:三島康平
16FC岐阜       注目選手:レオミネイロ
17横浜FC       注目選手:小池純輝
18愛媛FC       注目選手:瀬沼優司
19ツエーゲン金沢  注目選手:秋葉勝
20ザスパクサツ群馬 注目選手:大津耀誠
21栃木SC       注目選手:桜井繁
22カマタマーレ讃岐 注目選手:清水健太

得点王 エヴァンドロ

半数がJ1経験クラブということで混戦は必至ですが、戦力的には降格組の大宮とセレッソが抜けています。中でも安定感という点では前政権からの継続性を保ち、攻守ともにセンターラインの安定する大宮か。

セレッソは夏に戦力が抜けるリスクについては、それも見据えながらきっちり対応した補強をしていますし、あまり気にしていませんし、層の薄かった最終ラインにも十分な補強を行えたのは収穫。
開幕の相手が前回降格時にも当たり、完敗でその後の出遅れに結びついたヴェルディというのは嫌な感じがしますが、少しくらい課題も出ながらの方が良いくらいの余裕を持って、どっしり構えられれば。来季J1で躍進するためのベースを作り上げた上での昇格という高い目標を掲げ、ブレない組織の構築を目指したい。
このクラブのある意味での良い部分は失敗をすぐに認められること、そして戻るべき「ブラジル路線」という原点があること。また、若くして主力に上り詰めたユース出身選手たちへの刺激材料として、これまで他クラブ在籍時にセレッソと対し、幾度となく痛撃を加えてきた関口、中澤、玉田ら経験豊富なベテラン勢を陣容に加えた判断にせよ、必ずクラブの今後にとってプラスとなる補強だと思いますし、もちろん今季のJ2においても格別の「違い」として機能してくれるでしょう。

3位予想の大分は田坂体制の確かな継続性にプラスアルファの豪華補強で堂々の上位候補。磐田は前線総入れ替えの中でボスロイド(デカモリシ)とアダイウトンのコンビが機能すれば他クラブには脅威。千葉は最終ラインのリーダー格が退団したのは不安も、パウとW佐藤の3ボランチが機能すればPO圏内に崩れることはないはず。6位岡山はやはり岩政、加地の加入は大きいし、また地味に効くのが伊藤。彼がキッカーを務めるセットプレーから岩政が合わせる得点パターンを貴重な得点源にしぶとく勝ち点を積み重ねそう。

以降、札幌まではほとんど差のない状態。ロアッソから岐阜くらいまでは昨季の北九州枠であるいは一桁順位に飛び込む旋風も?という候補になるか。評判が良い助っ人陣に、昨季十分に経験を積んだユース出身を中心とした躍動感ある若手、さらには平本、中後、田村といったセンターラインを固めるベテラン陣の融合が楽しみなヴェルディあたりがイチオシのダークホースですかね。


J3
1カターレ富山  注目選手:
2町田ゼルビア
3AC長野パルセイロ
4SC相模原
5ガイナーレ鳥取
6U-22選抜
7FC琉球
8グルージャ盛岡
9福島ユナイテッド
10レノファ山口
11ブラウブリッツ秋田
12藤枝MYFC
12Y.S.C.C.横浜 

得点王 苔口卓也

富山はJ3に値するクラブではないはず。思っていたほど戦力ダウンもなく、岸野監督の統率下で一枚岩になって戦えれば経験・地力の差は他クラブを大きく上回るはず。

15NPB補強評価 DeNA編

IN
山崎康晃 投手 ←亜細亜大 ドラフト1位
石田健太 投手 ←法政大   ドラフト2位
倉本寿彦 内野手 ←日本新薬 ドラフト3位
福地元春 投手 ←三菱日立パワーシステムズ横浜 ドラフト4位
山下幸輝 内野手 ←國學院大 ドラフト5位
百瀬大騎 内野手 ←松本第一高 ドラフト6位
飯塚悟史 投手 ←日本文理高 ドラフト7位

岡島秀樹 投手 ←福岡ソフトバンクホークス
東野峻 投手 ←オリックスバファローズ
ヨスラン・エレラ 投手 ←ロサンゼルス・エンゼルス(MLB)
ホセ・ロペス 内野手 ←読売ジャイアンツ
グリエルJr 内野手→レオネス・デ・インダストリアレス(キューバ)

OUT
ホルヘ・ソーサ 投手
エンジェルベルト・ソト 投手
藤江均 投手→東北楽天ゴールデンイーグルス 
陳冠宇 投手→千葉ロッテマリーンズ 
北方悠誠 投手→福岡ソフトバンクホークス(育成枠) 
藤井秀悟 投手→引退
伊藤拓郎 投手→BCリーグ群馬
眞下貴之 投手→新日鐵住金かずさマジック
冨田康祐 投手 →テキサス・レンジャース(マイナー契約)
小林太志 投手
菊地和正 投手
神内靖 投手 →引退
トラヴィス 投手 →阪神タイガース(育成枠)
古村徹 投手 →引退 
ケビン・モスカテル 捕手 →引退
トニ・ブランコ 内野手→オリックス・バファローズ
中村紀洋 内野手
金城龍彦 外野手→読売ジャイアンツ

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15NPB補強評価 中日編

IN
野村亮介 投手 ←三菱日立パワーシステムズ横浜 ドラフト1位
浜田智博 投手 ←九州産業大 ドラフト2位
友永翔太 外野手 ←日本通運 ドラフト3位
石川駿   内野手 ←JX-ENEOS ドラフト4位
加藤匠馬 捕手 ←青山学院大 ドラフト5位
井領雅貴 外野手 ←JX-ENEOS ドラフト6位
遠藤一星 内野手 ←東京ガス   ドラフト7位
山本雅士 投手 ←四国IL徳島 ドラフト8位
金子丈   投手 ←大阪商業大 ドラフト9位

八木智哉 投手 ←オリックス・バファローズ
ラウル・バルデス 投手 ←バッファロー・バイソンズ(米3A)
アマウリ・リーバス 投手 ←統一セブン-イレブンライオンズ(韓国)
亀澤恭平 内野手 ←福岡ソフトバンクホークス
リカルド・ナニータ 外野手 ←キンタナロー・タイガース(メキシカンリーグ)

OUT
矢地健人 投手→千葉ロッテマリーンズ
ダニエル・カブレラ 投手
ネルソン・パヤノ 投手
三瀬幸司 投手 →引退
小林正人 投手 →引退
鈴木義広 投手 →引退
井上公志 投手 →引退
辻孟彦 投手   →引退
田中大輔 捕手 →オリックス・バファローズ
小田幸平 捕手 →引退
吉川大幾 内野手→読売ジャイアンツ
森越祐人 内野手→阪神タイガース
中田亮二 内野手→JR東海
堂上剛裕 外野手 →読売ジャイアンツ(育成契約)
宋相勲   外野手
アレクシス・ゴメス 外野手
井藤真吾 外野手 →引退




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15NPB補強評価 西武編


IN
高橋光成 投手 ←前橋育英高 ドラフト1位
佐野泰雄 投手 ←平成国際大 ドラフト2位
外崎修汰 内野手 ←富士大 ドラフト3位
玉村祐典 投手 ←敦賀気比高卒 ドラフト4位
山田遥楓 内野手 ←佐賀工業高 ドラフト5位

郭俊麟  投手  ←国際台湾体育運動大
ウエイド・ルブラン 投手 ←ロサンゼルス・エンゼルス(MLB)
エスメルリング・バスケス 投手 ←義大ライノス(台湾)
ミゲル・メヒア 投手 ←Lamigoモンキーズ(台湾)
アンソニー・セラテリ 内野手 ←ラスベガス・フィフティワンズ(米3A)


OUT
ランディ・ウィリアムス 投手
グレッグ・レイノルズ 投手
マイケル・ボウデン 投手
松永浩典 投手
小林宏 投手 →引退
川崎雄介 投手→引退
ボーフィリオ・ロペス 投手
山崎浩司 内野手 →東北楽天ゴールデンイーグルス
コーディ・ランサム 内野手 
美沢将 内野手 →引退
アブナー・アブレイユ 外野手
 


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15NPB補強評価 日本ハム編


IN
有原航平 投手 ←早稲田大 ドラフト1位
清水優心 捕手 ←九州国際大付高 ドラフト2位
浅間大基 外野手 ←横浜高 ドラフト3位
石川直也 投手 ←山形中央高 ドラフト4位
瀬川隼郎 投手 ←室蘭シャークス ドラフト5位
立田将太 投手 ←大和広陵高 ドラフト6位
高濱祐仁 内野手 ←横浜高校 ドラフト7位
太田賢吾 内野手 ←川越工業高 ドラフト8位
佐藤正堯 捕手 ←愛知啓成高 ドラフト9位

ビクター・ガラテ 投手 ←義大ライノズ(台湾)
田中賢介 内野手 ラウンドロック・エクスプレス(米3A)
ジェレミー・ハーミッダ 内野手 ナッシュビル・サウンズ(米3A)
ブランドン・レアード 内野手 シラキュース・チーフス(米3A) 


OUT
佐藤祥万 投手 →広島東洋カープ
アンソニー・カーター 投手
多田野数人 投手 →BCリーグ・石川
根本朋久 投手
運天ジョン・クレイトン 投手
尾崎匡哉 捕手 →引退
小谷野栄一 内野手 →オリックス・バファローズ
大引啓次   内野手 →東京ヤクルトスワローズ
ミチェル・アブレイユ 内野手 
フアン・ミランダ 内野手
金子誠 内野手 →引退
稲葉篤紀 外野手 →引退
村田和哉 外野手 →BCリーグ福島
赤田将吾 外野手 →引退



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