多方面要素複合系。ブログ 新館

5年以上続いた多方面要素複合系。ブログ(http://bit.ly/dnktQj)の後継ブログ。基本的に更新スタイルに変わりなく、スポーツ観戦と企画もの記事、予想記事等が中心、隙間の時期に音楽関係の記事を更新できればと考えています。

※コメント欄に関して、投稿の内容・投稿者間での議論等、基本的には制限を設けませんが、他の方のコメントや特定のチーム・個人等に対する度を超えた批判や中傷、記事内容と直接関係のないコメントの投稿はご遠慮ください。 また、そのような投稿に関して、レスをしないことや予告なく削除をすることもありますので、予めご了承ください。

15NPB開幕時布陣 DeNA編

懸案の4月戦線をきわめて順調に駆け抜ける中畑DeNA。今年のセリーグ、このチームが序盤を引っ張ってくれれば相当面白い展開になるんじゃないかという期待は大きいですね。

先発
右 久保 山口 三嶋 井納 モスコーソ 高崎 

主な2軍
右 三浦 須田
左 高橋尚

開幕前の予想でも書いた通り、去年ほど上手くは回らないという見ていたセクションですが、ここまで2回続けて悪いのは久保くらい。他の投手はムラがありつつも、2回目までに勝ちもつきましたし、まずまずの出足といったところなのかなと。
2軍の顔ぶれを見ても、決して層は厚くないだけに、基本は開幕時のメンバーを中心にどれだけやれるか。あまり他に書くこともないので、ともあれ暫くはお手並み拝見ということで行きますか。


中継ぎ(ロングも)
右 小林寛 加賀 小杉
左 田中

主な2軍
右 大田 東野 萬谷

セットアッパー・抑え
右 エレラ 国吉 山崎康
左 林

主な2軍
右 三上(離脱中) 長田
左 大原


昨季守護神の三上が開幕に間に合わず、ルーキーの山崎康が暫定ストッパーも、初の連投となった試合(非セーブ機会時)で集中打を浴びるなど不安要素も多く、当面は新助っ人エレラや国吉との重層的な起用がなされていくものと思われます。もちろん、理想は役割を固定することで、指揮官も構想としては、国吉→エレラ→山崎康の順で使いたいという思いがあるようですが・・・
いずれにせよ、三上に加え、大原、岡島も欠くだけに、この3人に林、加賀を加えた5枚でどうにか勝ちパターンを構築していくしかないのが現状。仮に復帰が遅れるようなら危機に陥る可能性は低くなさそうで、管理策の1つとしてグリエル兄弟が来ない分の新助っ人枠で後ろを任せられる投手(できれば左腕)を抑えておきたい。コアな名前を出すと、1年目中継ぎに転向して以降のマットホワイトみたいなタイプの投手が来てくれれば。あるいは、昨季まで在籍し、現在はBCリーグに所属するソトの復帰という方法もなくはないのでしょう(なんとなくオリあたりが狙ってそうな予感もしますけどね)。


オーダー
4石川
8桑原(関根)
9梶谷
7筒香
3ロペス
5バルディリス
6飛雄馬(倉本)
2黒羽根

高城(捕手)
後藤武敏G.(代打・一塁)
山崎憲(内野 守備)
井手(代打・外野)
松本(代打・代走 外野)

主な2軍
靍岡(捕手)
内村(内野)
柳田(内野)
白崎(三・遊)
宮崎(一・三)
荒波(外野)
多村(外野)
下園(外野)

グリエル兄弟の契約解除は痛手ながら、ここまでは梶谷、筒香、ロペス、バルの主軸4人が好調を維持しているだけに、現場やファン界隈の空気としても、「最初から要らんかったんや」的なムードに落ち着いているし、上述した通り投手補強に資金を回せると前向きに捉えるしかない。
実際、中軸の脇を固める位置でも、中堅では関根と桑原、遊撃では倉本と飛雄馬が熾烈なレギュラー争いを演じるなど気鋭の若手が元気な姿を見せている分、荒波、柳田、白崎、宮崎、多村、下園らが2軍に甘んじるのは豪華さを感じますし、それだけ全体のレベルも上がってきているということ。欲を言い出せばキリがないとはいえ、リーグの中で見ても有数の迫力を具えた打線であることに疑いはなく、少なくとも昨季のような得点力不足に喘ぐことはないでしょう。

15NPB開幕時布陣 ソフトバンク編

今回は連覇を狙うソフトバンク。開幕間もない内からなかなかに難しい舵取りを迫られている新監督の手腕やいかに?

先発
右 攝津 中田 スタンリッジ 武田
左 大隣 

主な2軍
右 東浜 バンデンハーク 寺原 ウルフ(離脱中)
左 帆足 山田

実績のある選手が並ぶ中、スタン、大隣が好調。攝津もまずまずのスタートを切り、期待の武田も2試合目で9回零封と自信を取り戻す内容で、充実のスタッツが揃う。
編成的な話題としては、今週(4月7~12日)4試合しか組まれていない関係上、中田が登録を外れていますが、6試合に戻る来週半ばの再登録となる見込み。さらに谷間としてもう1枚上げてことになりそうで、具体的には東浜、山田、帆足あたりになるのでしょう。
また、怪我による出遅れがあり、先週、ウエスタンで初の公式戦マウンドを踏んだ新助っ人バンデンハークが7回無失点の好投デビュー。外国人枠の都合ですぐの昇格は難しいながら、声がかればいつでも上へ行けるだけの準備をしておいてほしいところ。

3軍では怪我明けの千賀、加治屋あたりも長いイニングを投げ始めているようで、このクラスの若手が谷間からでも1軍ローテに顔を出してくるようになると、さらにおもしろい陣容が出来上がりそうですね。



中継ぎ(ロングも)
右 二保 
左 嘉弥真

主な2軍
右 岩嵜 寺原 金 星野
左 山田

中継ぎ (勝ちパターンメイン)
右 森 バリオス
左 森福 飯田

主な2軍
右 五十嵐 柳瀬 

抑え
サファテ(右) 


オープン戦の好アピールで1軍をつかんだ新顔のバリオス、二保も健闘し、総じて安定していますが、 左のセットアップとして期待された飯田に関しては、苦心のマウンドが続いています。制球にやや難のある投手だけに、ある程度ランナーを出しても構わない先発ならともかく、競った展開の終盤を任せるのはどうかという声はありましたが、首脳陣もそれは十分理解した上で起用しているはずですから、勝ちパターンの一角に抜擢した以上、当分は我慢するでしょう。精神論ですが、怖がらずに思い切り投げ抜くしかない。
もちろん、再度先発として調整させるという手もありますが、個人的にはもう少し中継ぎとしての素養を観てみたい投手ですね。

 
オーダー
9中村晃
4本多
8柳田
7内川
3イ・デホ
D長谷川
5松田
2鶴岡
6今宮

高谷(捕手)
細山田(捕手)
吉村(代打 一・三・外)
明石(代打 二・一)
高田(内野 守備・代走)
金子圭(内野 守備・代走)
塚田(外野 代走)
牧原(内外野 代走・守備) 

2軍
細川(捕手 離脱中)
裴紹(捕手 離脱中)
カニザレス(一塁)
川島(内外野)
松中(外・一)
猪本(一・外・捕)

4月5日、7~8と3試合続けて無得点と貧打に喘ぐものの、この顔ぶれですから、あくまで一時的なものだと思いますし、イデホの不振にしても、元々スロースターター気味な上、開幕直前に腰を悪くした影響もあるでしょうから、もう暫くは生温かく待つしかないのかなと。
ただ、スタメン起用にせよ、代打にしても、工藤監督は思っていた以上に動く指揮官という印象も受けるので、今週いっぱいくらいを「待ち」の目処にして、案外スパッと2~3試合スタメンから外すようなことをやる可能性はあるかも。

15NPB開幕時布陣 千葉ロッテ編

先発
右 涌井 石川 イ・デウン
左 木村 チェン 

主な二軍
右 唐川 田中 
左 藤岡 古谷 

期待の唐川、藤岡が結果残せずにいるのはもどかしいながら、涌井、石川は元気、新助っ人イ・デウンも2試合続けてゲームを作り、木村は7年目で悲願の初勝利。さらに話題のルーキー田中もイースタンで好投を続け、初先発が目前とも言われるだけに、明るい話題も少なくない。
GWまでは5試合週が続く分比較的やりくりもしやすく、上記の5投手でローテを回すことになりそうですが、11日に来日予定となっているデスパイネの動向次第でチェンかイ・デウンどちらかを抹消しなければならない場合には、GWと言われている田中のデビューを早める可能性もありそうか。


中継ぎ(ロングも)
右  金森 香月良

主な二軍
右 上野 黒沢
左  木村

中継ぎ(勝ちパターンメイン)
右 益田 大谷 カルロス・ロサ
左 松永

主な二軍
右 大嶺祐 内(離脱中)

抑え
西野(右)


守護神の西野も含め、勝ちパターンの中継ぎはいずれも昨年ほどのパフォーマンスにはなく、やや苦しい状況。層の厚さ自体はあるので、指揮官のやりくりで大崩れさせずに切り抜けていけるか。
二軍の中では、現在守護神を務めている大嶺祐に注目したい。この人にリリーバーとしての目処がつけば、勤続疲労の目立つ中継ぎ陣にとって貴重な戦力となれるでしょう。まずはファームで文句のつけようがない成績を残し、這い上がってきてもらいたい。


オーダー
7荻野
D根元
9角中
5今江
3井口
4クルーズ
6鈴木
2田村
8岡田

吉田(捕手)
福浦(代打・一塁・DH)
中村(二塁)
大嶺翔(内野)
サブロー(代打・外野)
清田(外野)
肘井(外野)

主な二軍
川本(捕手)
金澤(捕・一)
井上(一)
青松(一・三)
細谷(内)
大松(一・外)
伊志嶺(外)
加藤(外)
デスパイネ(外)
ハフマン(外)

ここ最近やや当たりが止まっている感はありますが、根元、角中、今江ら脇を固めるタイプの打者には当たりが出ているだけに、デスパイネが戻って打線に軸が出来れば・・・
D根元
8荻野
9角中
7デスパイネ
3井口
5今江
4クルーズ
2田村
6鈴木

・・・という感じのオーダーになりそうで、だいぶ変わってくるのかなと見ています。後はごく個人的な望みですが、中村がどこかでチャンスを活かして、定位置奪取まで行ってくれるといいなあ・・・とw

15NPB開幕時布陣 楽天編

先発
右 則本 美馬 戸村 レイ
左 塩見 

主な二軍
右 横山 入野 菊池
左 辛島(離脱中?) 森 川井

報道も出ていないと思うので、よくわからないですが、辛島がここまで二軍でもわずかの登板機会しかなく、決して層の厚くないローテだけに、日程がタイトになり始める4月下旬までには戻ってきて欲しいところ。 
もっとも、枚数が4~5ほどで足りる現状においては、則本に加え、塩見が絶好調。戸村も初登板初勝利をあげ、美馬も昨日(4月8日)のソフトバンク戦で快投を披露と少数精鋭の頑張りが目立ち、さほどの弱さは感じない。
登録即抹消の起用法も厭わないレイの存在も心強く、シーズンを通して、献身的に5~6番手の穴を埋めてくれるでしょう。


中継ぎ
右 青山 クルーズ 福山 藤江
左 濱矢 金刃 (ハウザー)

抑え
松井裕(左)


主な二軍
右 ミコライオ(離脱中) 斎藤 武藤 小山伸 
左 西宮 

ミコライオの長期離脱は誤算でしたが、早急に新守護神の座を松井裕で固められたのは新監督の好判断。
福山→クルーズ→松井裕に金刃を加える形を作り上げている勝ちパターンの構築も早く、二重に評価できる部分ですが、4月上旬現在、この4人以外のリリーフ陣が何日も投げていないというのはそれだけ競った展開が続いているということで、当然疲労の程度も懸念されます。
対応策として、斎藤あたりを上げて勝ちパターンの層を厚くするか、今一軍に居る藤6江、青山、濱矢の登板機会を増やしていくか、あるいは現状のまま行くのか。(10日から開催される)オリックス戦以降の用兵ぶりが注目されます。


 
オーダー
9松井稼
4藤田
7岡島
Dペーニャ
3銀次
2嶋
6後藤
5阿部
8聖澤

伊志嶺(捕手)
小関(捕手)
山崎(内野)
ウィーラー(内野)
福田(外野)
榎本(外野)
牧田(外野)

主な二軍
サンチェス
西田
岩崎
西村
島内
森山
枡田

得点力不足に苦しむのは明らかなのに、あまりにもサンチェスの降格が早かったのは不可解でしたが、まあ内部のことは分からないと言えばそれまで。
ただ、一発のある打者がペーニャ(と復帰後の西田)しかいない以上、いくら機動力云々言っても結局は同じ悩みを繰り返さざるを得なくなるわけで、現状を打破するという意味での選択肢は他にないんですよね。。

15NPB開幕時布陣 ヤクルト編

2年連続最下位からの巻き返しに向け、開幕3カードを終えて5勝4敗とまずまずのスタートを切ったヤクルト。今になってみれば、開幕カードで広島に負け越したのが不思議でなりません(汗)

先発
右 小川 杉浦 (ロマン) 石山
左 石川 成瀬 

主な2軍
右 由規 新垣 風張 館山(離脱中)
左 村中 児山 八木  

ここまでは目立った離脱もなく、各投手の内容も軒並み合格点と順調なスタートを切った。2軍にも実績のある村中、八木、新垣らに加え、念願の1軍マウンド返り咲きへ歩みを進める由規や高卒2年目の児山など期待できる顔ぶれが揃っているだけに、後はとにかく・・・ですよね。

<追記>
ここまで書いていて(4月)7日になりましたが、新垣が9日昇格即先発という報道が。おそらくロマンが中継ぎに回るということでしょう。


中継ぎ(ロングリリーフも)
右 徳山 (ロマン) 古野

主な二軍
右 木谷 七條 松岡 
左 赤川 竹下 久古 中元

中継ぎ(勝ちパターン)
右 オンドルセク 秋吉 (ロマン)  
左 中澤  

主な二軍
右 山本哲

抑え
バーネット(右) 

不調の山本哲に代わり、ロマンが勝ちパターンの一角に入れば、将来はともかく、現状においては秋吉、中澤も加えた終盤の形にだいぶどっしり感が出てきそう。ドラ1ルーキーの竹下が2軍でも結果を出し切れていないなど、決して層は厚くないだけに、ロングリリーフ役の徳山、古野も上手く起用しながら、ベストメンバーに近い勝ちパターンを酷使しすぎない運用を望みたい。


オーダー
7荒木
5川端
4山田
8雄平
3畠山
9ユウイチ/田中浩
2中村
6大引

西田(捕手)
森岡(内野 代打)
今浪(内野 守備)
三輪(外野 代走)
飯原(外野 代打)
上田(外野 代打・代走)

主な二軍
田中雅(捕手・内野)
藤井(捕手・外野)
武内(一・外)
西浦(遊)
比屋根(外野)
ミレッジ(外野 離脱中)
バレンティン(外野 離脱中)

バレンティンが開幕アウト、ミレッジも開幕シリーズで負傷し、早々に離脱。いずれも復帰は5月にずれ込む可能性が・・・という中でも打線は相応の迫力を維持している。
ミレッジ離脱後、山田を3番に移した打順に関しては、打力を買われて1番レフトで起用されている荒木に本格的な当たりが出始めればいっそう繋がりが良くなるはずで、荒木としても、定位置奪取へ向けたこの大チャンスを何としても活かしたい。また、下位では遊撃争いで打撃不振の大引を選手会長森岡が急追している。

15NPB開幕時布陣 読売編

原監督による阿部の捕手再転向決断には驚かされましたし、様々意見はあることと思いますが、個人的には純粋に凄いと感じましたね。この記事で詳しくは検証することはしないので敢えて一言で纏めるなら、やはりその早さ。「たった6試合で・・・」ではなく、「6試合だからこそ」出来た決断だし、そこはもう以前から発してきたコメントやそこへ向けて作り上げてきたものとの整合性がどうとかではなく、幾度もリーグ制覇や日本一を経験した指揮官が開幕6試合の重苦しいチーム状況を安定させるための方策として「嗅覚一つ」で決めたことなんだろう。
もちろん、長いシーズンを考えれば、阿部中心で・・・という方針にいずれ無理は生じるだろうけど、そこはまだ時間があるのだから、本人とも話をしながらじっくり判断していけばいい。それも実績がある原監督だからこそできることですよね。

チームの将来を考えて「小林を育てる」という命題を徹頭徹尾貫くべきだったし、相川の抜けた穴には實松なり加藤なりを据えれば良かっただけという意見もあるでしょう。ただ、やはり今季の巨人は4連覇を目指すシーズンです。確かに育成は大事ですが、あくまでチーム成績と両立出来る質に留まらねばならないし、そのバランスが大きく崩れかねないという懸念があるなら、そこを調整するのが指揮官の役割、そう思います。

 
先発
右 菅野 高木勇 マイコラス
左 杉内 ポレダ

主な2軍
右 大竹 西村 小山 宮國 平良
左 内海(離脱中) 田口 今村

昨季からローテを張っていた投手で1軍に居るのは菅野、杉内のみ。新たにルーキー高木勇と新助っ人マイコラス&ポレダが参入し、不調の大竹、小山、西村、期待の大きい宮國、今村らは二軍調整。勢いがあるのは寧ろ高卒3年目コンビの田口と平良か。今季は先発5人制を敷く時期も多そうなだけに、離脱中の内海も含め、1軍入りに向けては熾烈な競争が待っている。
やや気がかりなのは、怪我上がりのシーズンながら開幕早々中5日登板を命じられそうな菅野の体調。替えの効かない戦力であるこの昨季MVP右腕にもしものことがあれば、大きくチームの根幹が揺らぐことになるのは必至。阿部の配置転換に関する感想とは逆に、この時期での中5日発動には「早すぎる」という思いを抱かざるをえないですね。まあ、事情が変わらなければ、翌週からは暫く中6日に戻ると思うので、大丈夫だとは思うんですけどね・・・


中継ぎ(ロングリリーフも) 
右 笠原 土田
左 高木京

主な2軍
右 田原誠 福田 香月 江柄子 野間口
左 青木  


中継ぎ(勝ちパターン)
右 マシソン 
左 山口 戸根

主な2軍
右 久保 

抑え
澤村(右) 

開幕以後、まだ明確に勝ちパターンが接戦を守り切る展開にはなっていないだけに何とも評価の難しい段階ではありますが、山口、マシソンが昨季の序盤同様、本調子には程遠い現状ゆえ、 決して楽な台所事情ではない。
本来は高木勇をこの位置で起用し、勝ちパターンの一角に加える公算だったと思うのですが、コマ不足の中で先発適性を見出され、周知の活躍ぶり。その分、後ろの戦力は薄いままとなり、現段階では好調を維持する度胸満点のルーキー左腕戸根が穴を埋めているとはいえ、長いシーズンを見据えた際、何らかの手を講ずる必要性は否めない。
ありうるもっとも可能性の小さいwそれでも実現すれば面白いなと感じるのが復帰後の内海をこの位置に据えること。もちろん、その時期のチーム状況にもよるので、現時点ではあくまで可能性のみの言及にとどめます。


オーダー
6坂本
4片岡(井端)
8長野
2阿部
7セペダ(高橋由)
3井端
9亀井
5村田

實松(捕手)
小林(捕手)
寺内(内野 守備)
中井(一・三・外 代打)
松本(外野 守備・代走)
鈴木尚(外野 代走・守備)
金城(外野 代打)

主な2軍
アンダーソン(外・一)
藤村(二・遊)
橋本(外野)
矢野(外野)
大田(外野 離脱中)

絶好調の亀井に加え、阿部の復調である程度得点力は取り戻しつつありますが、全体的な迫力不足は明らか。とりわけ5番を打つことが多いセペダ、高橋由に多くを望めないだけに、アンダーソンも状態が上がらない中で新助っ人補強の要請は強まってきているのかなと。ただ、実現するにしてもだいぶ先のこと。当面は現有戦力で打順のテコ入れなども施しながら、活性化を図っていくほかないでしょう。
案外こういう時ほどベテランの鈴木あたりをトップに据えてみれば、3番坂本、4番阿部、5番長野というどっしりとした中軸が出来ますし、5番長野、6番井端、7番亀井、8番村田でもう一度チャンスメイクからポイントゲッターへという流れも整って、全体が上手くハマる可能性もあるんじゃないかという気がしてるんですよね。当然松本でも似た役回りは望めるのですが、敢えてチーム最古参である生え抜き功労者の鈴木をレギュラーとして起用することがチームとしてのモチベーションを高める要因になりうるのではないかという点も踏まえ、浅はかながら提言パート2としてみました。

15NPB開幕時布陣 オリックス編

これはどうしようもないかもしれないなあ・・・というため息しか出ないオリックスの現状。森脇さんの采配にせよ、昨日(4月4日)の7回はなぜ左が3人続くところで、決して左に強いとはいえない榊原だったのか(海田続投か、古川に繋ぐかのどちらかでしょう)などちぐはぐさばかりが目立ってしまいます。投手を14人も登録して、野手の層が薄いのも不満ですし、ホントに愚痴りだしたらある意味広島の比ではないかもしれません(苦笑)


先発
右 ディクソン バリントン 西 東明 
左 山崎福 松葉

主な2軍
右 金子(離脱中)吉田一(離脱中)
左 井川 前田

エース金子の復帰はどうやら相当先の方までずれ込みそうな様相。2年目吉田の復帰目処も4月上旬現在で立っておらず、一応の頭数こそ揃って入るものの、さらなる離脱者が出れば、いよいよ危険水準に入ってきそう。
昨年は1軍登板がなかった前田や進退をかける井川がファームで結果を残し、少しでも明るい話題を届けたい。


ロングリリーフ
右 マエストリ 白仁田 塚原
左 海田

主な2軍
右 比嘉(離脱中)
左 中山

ショートリリーフ
右 榊原
左 古川

主な2軍
右 岸田(離脱中)
左 大山

セットアップ&守護神
右 馬原 佐藤達

主な2軍
平野佳(右 離脱中)

こちらは比嘉、岸田、平野佳が離脱中。勝たないだけに(汗)誰が暫定的なストッパーを務めているのかさえ分からないカオスで、中継ぎ陣個々の役割も錯綜しているだけに、ハッキリと分けて書くのは難しかったのですが、何より指揮官はじめ首脳陣が現在そういった苦悩のただ中にあることでしょう。
塚原や前田を頭に持ってきて、松葉や東明を勝ちパターンに組み入れるなど、ある程度大胆な改造も必要な段階に入りつつあるように思えますが、もちろんたやすい判断ではない。後は実際の動向を見守る他なさそうです。


オーダー
Dヘルマン
4平野恵
9糸井
3中島
7T-岡田
5小谷野
8坂口
6安達
2伊藤

山崎勝(捕手)
原拓(代打 内野控え)
西野(代走 内野控え)
駿太(外野控え)
中村一(外野控え)

主な2軍
伏見(捕手)
ブランコ(一塁 離脱中)
カラバイヨ(一塁・外野)
縞田(内野)
山本(内野)
小田(外野)
川端(外野)
竹原(外野)
鉄平(外野) 

打線については、これだけのメンバーが揃っているのだから、とにかく待つしかない。ただ、どっしり構える信頼が求められる一方、小幅であれ起爆剤のような起用はあってもいいのでは?ルーキー西野や小田、若い堤などの起用で彼らが実績組中心の陣容に食らいついていく姿勢が見せれば、多少なりとも違う風が起こるやも知れない。

15NPB開幕時陣容 日本ハム編

今日は都市対抗の奈良県予選でも観に行こうかなと思っていましたが、どうにもスッキリしない天気であまりやる気も出ないので、おとなしく自宅で伝統の一戦と競馬を楽しもうかなと。
ちなみに来週は佐藤薬品スタジアムで行われるオリックス×中日の2軍戦に行くつもりでしたが、11~12日と別件が出来たので泣く泣く回避。 まあ、別件自体は嬉しいことなので、全然精神的なダメージはないんですけどね。


先発
右 大谷 メンドーサ 上沢 
左 武田勝 吉川 

主な2軍
右 中村勝 木佐貫 浦野(離脱中) 有原 斎藤佑
左 ガラテ(離脱中)

西武同様、日ハムも来週は4試合しかないので、おそらくメンドーサ、吉川、上沢、大谷の4枚で回すことになり、5枚目以降の昇格は4月3週目以降となりそう。
浦野、ガラテと離脱が相次いでいるのは心配材料ながら、中村、木佐貫、黄金ルーキー有原ら豪華なメンバーが控えているだけに、大崩れの心配はないだろう。

中継ぎ(ロングも)
右 谷元 矢貫 藤岡
左 瀬川 石井

中継ぎ(勝ちパターン)
右 鍵谷
左 宮西

抑え
増井(右)

主な二軍
右 クロッタ 白村 大塚 武田久


怪我のガラテに代わり、中継ぎ要因の石井を昇格させたため、8人と多め(来週はプラス武田勝もリリーフ待機となりそうなので、さすがに野手との入れ替えがあるかも)。クロッタが不調で再調整となっている分のセットアップを鍵谷が埋め、現状大きな不安は現れていないが、さらなる安定のためには、ロングリリーフとして不動の存在となっている谷元に加え、実績のある石井や矢貫が接戦時にきっちりと投げて、後ろ3枚の負担を減らすような役割を果たして欲しいところ。昨季終盤に重要な役割を担いながら、開幕は二軍スタートとなった白村の奮起にも期待。
 

オーダー カッコ内は大谷スタメン時
7西川
4田中賢
8陽
3中田
Dハーミッダ(D大谷)
5レアード(9ハーミッダ)
2近藤(5レアード)
9谷口・岡(2近藤)
6中島卓

石川亮(捕手)
中嶋(捕手)
飯山(内野控え)
杉谷(代走 内外野控え)
北(代打 一・外野控え)

主な2軍
大野(捕手)
市川(捕手)
渡邉(遊撃)
石川慎(外野)

開幕シリーズで負傷した西川が復帰したと思えば、今度は陽が下半身の張りで欠場となかなかベストメンバーが揃わないが、その中でも、存在に全く違和感のない田中賢や新助っ人2人がプレシーズンからの好調を維持、若い谷口や岡も好アピールを魅せた(昨日の生観戦日に関してはノー感じに近かったですけどね・・・)。
守備面でも、レアードの三塁は想像以上に良く、西川も左翼への配置転換で怖さが薄まった。一塁中田、二塁賢介、遊撃中島も含め、破綻の虞は少ない陣容が整ったと言えそう。捕手の大野、市川が戻れば、近藤の起用法に流動性が生まれ、各ポジション間の争いがもう一回り活性化しそうだ。

15NPB開幕時陣容 西武編

今日はオリックス×日ハムで今季初のNPB観戦。何気にプロ入り後はじめて大谷投手を生で観た試合でしたが、それ以上にバリントンの奮戦している姿が見れて嬉しかった。まあ、内容自体はかなりモタモタした感じでしたけどね。。

先発
右 牧田 野上 郭 岡本洋 
左 ルブラン 

主な2軍
右 岸(離脱中) 十亀 誠 西口 高橋光
左 菊池 

岸、菊池が開幕ローテから外れる事態も、開幕投手の牧田はじめ、野上、岡本洋、いずれも新加入の郭、ルブランといったあたりがしっかりと試合を作る投球を続け、穴を埋めている。
十亀は先発予定日が雨で流れ、初登板はおあずけ。来週も4試合しかなく、その後2週も5試合が続くので、ローテは5枚で足りる。となると暫くは中継ぎに回すのか、それともGWまでファームでローテを回させるのか、菊池の復帰もそのあたりになりそうですから、もろもろ含めて首脳陣の判断次第ですね。

<追記>
4日の試合で打球を太ももに受けていた野上が登録抹消。軽傷ながら上記の通り日程に余裕がある分、大事を取って調整に充てるとのこと。また、7日に十亀が今季初先発、翌日にルブランが投げて、岡本洋が中継ぎ待機ということになりそうです。次のロッテ2連戦は牧田、郭、14日からの楽天3連戦の3つめで野上が復帰して、週末のオリ2連戦は再度牧田&郭となっていきそうかなと。

ロングリリーフ
右 岩尾 藤原 

ショートリリーフ
右 岡本篤 バスケス 
左 武隈

主な2軍
右 ミゲル 豊田 中郷 田中
左 宮田  

セットアップ
増田(右)

抑え
高橋(左)

開幕から増田ー高橋の勝ちパターンが機能していますが、心配なのはやはり信頼できる枚数の薄さ。この時期にして早くも2人(+武隈)をつぎ込む回数が多くなりすぎているだけに、負担軽減のためにも、岡本洋や十亀の配置転換など先発の枚数を削ってでも、もう1枚勝ちパターンに実績のある名前を加えたい。2人(特に増田)に何かあってからでは今度はその選手にかかる負担が大きくなり・・・と、どうしても後手後手の用兵になってしまう悪循環を重ねてしまいかねない。
先発の枚数がどうやっても足りないのならまだしも、上記したように当面は5枚いれば十分なわけで、それ以降には菊池、岸の復帰も待っている状況。少なくとも岡本洋か十亀のどちらか1人を異動させるくらいの余裕は十分にあるはずです。

<追記>
先発の項で追記した通り、岡本洋が後ろに回るようですね。さらなるけが人が出ない限り、これで何とか形は出来るのかなと。。


オーダー
8秋山
7栗山
4浅村
5中村
3メヒア
9森本(坂田)
2炭谷
6金子侑

岡田(控え捕手)
鬼崎(代打 内野控え)
渡辺(代打 内野控え)
脇谷(代打 内野控え)
米野(代打 外野控え)
斉藤(代走 外野控え)

主な2軍
星(捕手)
上本(捕手)
山川(一・三塁)
セラテリ(内外野)
熊代(内外野)
木村(外野)
梅田(一・外野)

開幕スタメンだった木村の不調により、7番ライトのところだけは固まっていませんが、 他は開幕以降ほぼ固定。メヒアにここまで精細がないのは心配で、短期の不調で信頼の揺らぐ対象ではないとはいえ、水面下で新助っ人野手獲得の準備も始めて置く必要がありそう。
また、山川、木村といった長打力のある打者が再調整となった分、代打の層も一見薄く見えるが、脇谷、渡辺、米野と経験豊富な実力者が並び、一撃必殺の気迫で構える渋みある布陣と言えそう。

采配面で意見が分かれるのはやはり森のDH起用。1つめの理由である「捕手としての経験」云々については、練習自体をしていないはずもないですし、2軍の正捕手として出場させることと、1軍のDHとして起用し続けることとの比較は十分になされた上での判断でしょうから特に悪いこととは思わないですが、これによって中村がずっと三塁でスタメン出場している点についての不安視は否めないのかなと。
よく言われる菊池との相性の良さで、彼の復帰以降、登板時にマスクをかぶることとなれば、 その日は中村がDH、脇谷か直人あたりが三塁で出場となって、多少は負担緩和の要因になるでしょうから、後は実際のコンディションを見つつ、指揮官が具体的で有効な判断をなしていけるかどうかということになりそうです。

15NPB開幕時陣容 阪神編

今日は日がな雨が降るという予報でしたが、降り方自体は微妙。変わりに風が強くて、天候の割には花粉症の身に辛い一日でした。

・・という感じで、最近前書きがとことん下手になってきたこともあり、今後は天候ネタなどその日の日常ネタで逃げることが多くなると思いますが、基本あまり意味のないことばかりだと思うので、いきなり本文から読んでいただいて構いません(汗)


先発
右 メッセンジャー 藤浪 岩本
左 岩田 能見 岩崎 

主な2軍
右 サンティアゴ
左 岩貞 横山

4本柱+オープン戦で好アピールの岩本、岩崎が開幕ローテ。とりわけ岩本は完全に一皮剥けた感があり、 5番手ではなく、「5本柱」の一角となれるかもしれない。もちろんそこに岩崎や開幕はファームでローテを張る岩貞、横山のドラ1コンビが絡んでいけるならば、 なお理想的な陣容となるだろう。

ロングリリーフ
右 金田 石崎
左 島本

主な2軍
右 桑原 鶴
左 榎田 筒井

開幕1軍だった桑原、榎田が3試合ほどの登板機会で結果を残せず、降格。代わりに昨季この位置で存在感を発揮した金田が昇格、今季支配下昇格の島本、ドラ2ルーキー石崎とともに、まずはビハインドの場面を中心とした登板機会をこなしていくことになりそうだ。

ショートリリーフ(勝ちパターン)
右 安藤 松田
左 高宮

主な2軍
右 福原 玉置 渡辺
左 加藤 山本

開幕2試合で2勝を上げた松田とベテラン安藤、さらには昨季後半左キラーとして成長を遂げた高宮の3枚が接戦時の終盤に起用される陣容。
安藤、松田にセットアップとして全幅の信頼を置くには至らない現状ではあるだけに、怪我で開幕メンバーから漏れ、すでに実戦登板は果たしている福原の返り咲きを待ちたいところだが、何より万全な状態で還ってくるのが一番。復帰を必要以上に早めるほどに逼迫した現状ではないだけに、あくまで当初の予定通りに仕上げていけば問題ないだろう。

抑え
オ・スンファン(右)
2年目を迎え、円熟味を増す守護神に死角はない。



オーダー
6鳥谷
4上本
5西岡
3ゴメス
7マートン
9福留
2梅野
8大和

藤井(控え捕手)
関本(代打)
新井良(代打)
今成(代打・守備)
坂(内野ユーティリティ)
江越(外野控え)
俊介(外野控え・守備固め)

主な2軍
鶴岡
田上
伊藤隼 

開幕以降すべて同じオーダーで固定。西岡、福留が好調を維持し、梅野も攻守に成長を披露する一方、やや上本、ゴメス、マートンに精細がないというのが現状ながら、長いシーズンを通してみればきわめて安定性、機能性の高い陣容であることに疑いはなく、バランスが取れたバックアップのメンバーも含め、とりたてた不安はない。
欲を言えば、トレードで中堅どころのパンチ力に秀でた選手(左右問わず)を取れれば、向こう数年を見据えても理想的な編成となるだけに、シーズンの状況を見ながら、上手く需要を埋め合うような形で実現を探りたいところではあるのかなと。(もちろん、下で中谷やら伊藤やら緒方やら陽川やらがバリバリ打ってるというならそれに越したことはないんですけどね。。)