多方面要素複合系。ブログ 新館

5年以上続いた多方面要素複合系。ブログ(http://bit.ly/dnktQj)の後継ブログ。基本的に更新スタイルに変わりなく、スポーツ観戦と企画もの記事、予想記事等が中心、隙間の時期に音楽関係の記事を更新できればと考えています。

※コメント欄に関して、投稿の内容・投稿者間での議論等、基本的には制限を設けませんが、他の方のコメントや特定のチーム・個人等に対する度を超えた批判や中傷、記事内容と直接関係のないコメントの投稿はご遠慮ください。 また、そのような投稿に関して、レスをしないことや予告なく削除をすることもありますので、予めご了承ください。

15奈良大会 全試合予想 8強

台風の影響もありそうですし、今日大過なく2試合を消化できて本当に良かったなと。問題なく開催されそうな明日の4試合さえクリアできれば、後は順延があったとして、選手にとって負担となるような質のものではなくなるので、一安心というところでしょう。

大和広陵×関西中央
ともに秋・春未勝利からの夏2勝。チームとしてもまさに今が伸び盛りといったところ。広陵がシード校御所実の好投手山本くんから9得点をあげたのには驚きましたし、公式戦初先発で強打の奈良朱雀を零封した関西中央の2年生右腕稗田くんにはもっと驚いた。
前回から2日空いたということで、恐らく関中ベンチはこの試合も稗田くんを送り出すのだろうと思いますが、この度胸あふれる2年生がノリノリの広陵打線とどう対峙していくのかは興味深いところです。
ハイライトでしか見れていませんが、ビュンビュン球が走るような速球派というよりは、丁寧にコーナーを突いて打たせて取るタイプだろうと思うので、山本くんを打てた広陵打線ならば、大振りにならず、これまでの試合のようなしっかり繋ぐ打撃をすれば攻略は出来るはず。同じことは関中打線にも言えて、北川・山田とも好投手ですが、甘いボールは少なくないですから、逃さずに捕らえ、ある程度の得点に結びつけることは難しくないのかなと。

・・・ということで、7~10点くらいの打ち合い、壮絶なシーソーゲームの末に・・・という広陵×御所実戦のような展開になるのかなと観ていますが、何度も書く通り、そういう試合であれ凡事徹底、当たり前のことを当たり前にこなせるかということが勝因の多くに関わってきます。
そして、今季の広陵ほどその真髄を酸いも甘いも噛み分けてきたチームはないと思っているし、そういう展開になった場合、其の点でより強みを発揮できるのは広陵の方なのかなと見ています。


橿原学院×奈良
2試合危なげなく勝ち上がっている橿学ですが、懸案の投手陣が真価を問われるのはここから。強打者が揃う奈良打線に対し、まずはエース扇本くんが投げるということになるはずですが、やや制球の乱れるところがあるだけに、特に立ち上がり、怖い3~4番を前にどういう投球が出来るか。
一方の奈良、前の試合は3投手を繋いだ2回戦から一転、下井くんが完投。中2日ですから、明日の先発にも立てるでしょうけど、まだ今大会投げていない増田くん、杉江くんを含め5投手を擁しますから、対強豪用戦術とでも言いましょうか、春の大会でも挑んでいた短いイニングで区切って矢継ぎ早につぎ込んでいく継投策があっても良いのかなと・・・

そんな感じで、どちらが相手の強打を封じる守りを出来るかが勝敗のポイント。どっちも打ち込まれるようなら、第1試合同様殴り合いになりそうで、守備力の分わずかに橿学有利・・・かな。


天理×磯城野
前の試合のこともありますし、まずは磯城野の2年生エース、サイドハンドの大西くんが天理の立ち上がりを封じること。丹念に低めを突いて最小失点に整えつつ、好調の打線が援護していくプランがどこまで通じるか、打線では韋駄天南峠が前の試合3塁打3本の大爆発。同じく猛打賞の大竹と1~2番を組ませ、機先を制する役目を任せても面白いかもしれません。


高田商×畝傍
両校とも連戦、特に9イニングを投げ抜いた高田商・石橋くんのコンディションが気がかりですが、畝傍は坂本くんで来るでしょうから、ロースコア必至と考えれば、今大会未登板の中くんや角田くんを使うのも勇気が要るところで、エースにもういっちょ行ってもらうっきゃないのかな。
畝傍は今日の試合、最終回にひっくり返した勢いそのままに石橋くんの立ち上がりを捕まえたいところで、ここぞに大胆な采配を織り交ぜてくる若井采配の冴えに注目したい。


勝敗予想は大和広陵、橿原学院、天理、畝傍です。

明日は一日じっくり4試合を観れるので楽しみでしょうがない。球場にも行きたかったのですが、同時進行で他地区の決勝を観たいということもあり、自宅観戦を選択いたしました。 

15奈良大会 全試合予想 3回戦

いよいよ大会は16強。毎年書くことですが、ここからはあっという間。各チーム、各選手がとにかく悔いのないようにとそのことを願うだけですね。

御所実×大和広陵
初戦の御所実は2年生エース山本くんが圧巻の完封。そのこと自体は本当に素晴らしいのですが、春は藤田くん先発、山本くんリリーフの形で固定、結果も出ていましたから、いざこういう起用になると、今後に向けてという意味でも気になるのは藤田くんが投げられる状態なのかどうかということ(初戦は中継を観ていないので、ブルペンに居たかどうか等も調べきれていません。問題なくブルペンで投げていたというなら何のことはないんですけどね)。
この点が分からない以上、先発予想も難しいですが、ここからは中1日で試合が続いていきますから、今年の御所実というチームがしかと先を見据えて戦うべき存在であるからこそ、あまり山本くんに無理をさせられないのも確か。相手が強打の大和広陵というのも含め、まずは明日の先発起用に注目したい。

一方の大和広陵、初戦最大の収穫は打線の好調ぶり以上に無失策で終えることが出来た守備面の安定。明日も同様にミスを少なく抑えて戦えるなら、シード校相手にも決して引けを取るようなチームではありません。
御所実とは昨秋の初戦、新チーム最初の試合で対戦し、この試合が公式戦初登板だった山本くんから序盤のうちに5点を奪いながら、5-5の試合後半に守りのミスに長短打を絡められて大量失点。終わってみれば8回コールド負けの屈辱を味わっています。
明日は相手に秋とはひと味もふた味も違うところを見せつけるための試合。白熱の好勝負が観られることでしょう。



奈良朱雀×関西中央
初戦はともに強打で相手をねじ伏せたものの、下馬評有利と目される中、初回の守りで先制点を取られたのは反省点。昨春のように打ち合いの様相が見込まれ、ああいうオープンな展開になると先制点も何もないのだけど、それでも最後のところでは結局、基本的なプレーの質を乱さず、失点を最小限に留めていく努力が勝敗を分けてくる。経験・実力のある両校だからこそ、そういった8強以上に弾みがつく中身のある好ゲームになってほしいと期待しています。


橿原学院×大宇陀・吉野
大宇陀・吉野にとって、確かに相手は格上ですが、ここまで来て「胸を借りるつもり」では勝てないし、選手たちにも毛頭そんな気はないはず。今日の第3試合で山辺ナインが教えてくれた何よりの教訓を勇気にして、最高のゲームをしてほしい。


奈良×香芝
前の試合でも書きましたが、奈良は敢えてチーム有数の好打者安田を8番に置く起用に本人がよく応え(本当に偉いと思う)、どこからでも繋がる打線のバランスが見事。 強力な3~4番のあとに座る5番林くんにサヨナラ打が出たのも大きく、まさにノリノリの状況でこの試合を迎えられる。課題は秋のエース増田くんと春に力強い速球を投げていた杉江くんの登板がなく、継投判断に難しさが生じている点。
エースナンバーを背負う下井くんは春と比べても制球の改善が著しく、試合を作れる投手になり、2年生の山下くんも力投を見せているので、この2人の継投でやりくりしていくことになるのでしょうけど、香芝打線は迫力だけではなく、揺さぶりも巧みで下井くんがどこまで踏ん張れるか、継投機が早まり、失点もかさむなら、その分は打線で取り返すしかないでしょう。

一方の香芝のキーマンはやはり森嶌くん。2回戦は持ち前の尻上がり全開で6失点完投勝ち。よく踏ん張りましたが、到底本人の中で満足感のある出来ではなかったでしょう。ランナーを貯めてからの粘りが身上ではありつつも、パンチ力ある打者が揃う奈良打線だけに、大量失点を喫しないためには余計なランナーを溜めないことが必須。
どの打順から始まっても怖いですが、やはり3~4番にピンチで回すのがもっとも危険なケースだけに、9・1・2の3人をどう抑えられるか次第で大分失点のリスクも減っていくのかなとは見ています。


予想は御所実、関西中央、橿学、香芝。第1は大和広陵の匂いもするんだけど・・・難しいところです。 


天理×五條
五條は評判の中内くんが投げない中でも、美馬(楽天)ばりのバネで躍動感いっぱいに投げ込む小さなエース上島と五條の系譜に繋がる速球派右腕岩阪の3年生コンビが力投を見せており、打っても福井、山川の1~2番は足も絡めて実にいやらしく、3番山中、4番岡西、5番湊で返す形が十分に機能しています。
齋藤くんが投げられないとの情報がある中、天理としては五條のキーと成る打者(走者)に左が多いですから、出来るなら森浦くん先発の方が良いのかなとは思いますが、コンディション次第ということになるでしょう。
昨秋は序盤に上島くんを攻略して大きめの点差をつけた天理がある程度楽に試合を運べましたが、上島くんがそれをさせず、中盤まで競ったスコアに持ち込めるなら、五條にも勝機は出てきます。 

磯城野×橿原
強打の両チームですが、橿原はエース中山が2試合14イニング無失点と守備面も安定していますから、まずは磯城野打線vs中山が大きなポイントになるのかなと。ただ、帝塚山戦を観ていても、決して難攻不落という形の抑え方ではないので、硬軟織り交ぜた攻め方の上手さを有する磯城野打線にかかればある程度の失点やむなしと見るのが妥当。とすれば、4~7点くらいのシーソーゲームがイメージされるのかなと思います。
でもって、何度も書くけど、こういう試合は終わった後に「あんな点のやり方をしなければ・・・」という後悔をより多く残したほうが涙を流しますから、 とにかく声を掛け合い、必要な間は十分にとって、やらずもがなな失点を未然に防ぐ努力を尽くしたい。

あ、そうそう前の試合分で書き忘れたのですが、橿原は春に欠場していた3番打者吉岡将くんの復帰が大きいですね。戦力分析のところでちょっと匂わせるような書き方をしたのが彼のことで、強打者が揃う中でも打撃センスは随一。ここ2試合でもしっかり結果を出して、2試合連続のコールド勝ちに大きな貢献を果たしています。

高田商×奈良大付
かつて毎年のように大会序盤で「屈指の好カードとして」対戦していた時期があり、その頃は前哨戦で結果を残していたほうが負けていたような印象があります。
今年は春優勝vsセンバツ出場ということで、どちらにも実績があり、その法則は使えませんが、当時のような接戦の白熱した展開になることは濃厚。どちらかと言えば、奈良大は坂口くんが序盤のリードを守り切る戦い方、高商は先攻を許しても、崩れそうで崩れない石橋くんの粘りで後半勝負に持ち込み、競り勝つことのできる戦い方ですから、まずは先制点の行方。さらに、必ず一山あるであろう終盤の攻防が見ものということになりそう。


一条×畝傍
待ちに待たされた初戦で大苦戦を強いられた一条と順調なスタートを切った畝傍。一転、中1日で迎える16強の戦いには当然畝傍のほうが良いリズムで入って行けますし、守りに課題を抱える一条としては崩しのバリエーションを多彩に有する畝傍のようなタイプが苦手な上、打撃に関しても山辺の両左腕に苦労した後、またも畝傍の坂本くんなり、四方くんなりを当てられるわけですから、やっぱりキツイ。
なかなか4点以上取るのは厳しい相手ですが、勝ちパターンへ持ち込むには5点勝負くらいにならないと厳しいですから、とにかく打つしかない。それだけの打者はいるわけですから、開き直って正攻法で挑みかけたい。


微妙な的中率を飛び越え、全然当たらないことに定評のある管理人の予想は天理、橿原、高商、畝傍です。 

15奈良大会 全試合予想 2回戦

初戦の予想結果は最後2試合を落とすという相変わらず締まりのない結果になりました。2回戦も早々に落としていますが、なんとか残りは-1くらいに留めたい。

御所実×平城
まず初戦の平城を観てビックリしたのが先発のマウンドに立ったのが公式戦初登板初先発の3年生左腕橋本くんだったこと。サイドハンド気味でスピードはあまりないながらも淡々と打たせて取るタイプで、9回に捕まったとはいえ、試合を作るという意味では十分すぎる内容。
背番号もずっとエースを張ってきた鷲尾くんを差し置いて「1」を貰っているわけですから、 確かなことは言えないですが、2回戦までの間隔が短いから鷲尾くんを敢えて多く投げさせなかったなどということではなく、あくまで彼をスタートで使い、鷲尾くんがリリーフ役に回るというのが今夏の平城が採る投手起用の形だということなのだろうとは予測しています。
確かに驚きはしましたが、鷲尾くんがある程度イニングを絞って思い切り腕を振れるための2番手育成というのは秋・春を見ていて、平城というチームにとっての大きな課題になっていましたから、その意味でシード校御所実との一戦は恰好の試金石。突破できるようならかなり面白いことになっていくかもしれません。
まあ、ここまで書いて、明日鷲尾くん先発だったら申し訳ないのヒトコトなんですけどね(苦笑)

御所実としては、当然鷲尾くんを早く引っ張りだすために橋本くんをどう攻略していくか。後はどこに書いたのか忘れましたが藤田くんと山本くんの継投機について触れていたと思うので(イニング途中よりは回の頭でスパッと変えちゃったほうが・・・みたいなことです)、そこにも注目していきたい。


大和広陵×添上
ブロック別展望にも書いたとおり、強打の広陵と好投手上田輝を中心とした堅守の添上ということで、持ち味が対照的な分、見どころとしては凝縮されてるのかなと思うし、広陵が早くから上田くんを攻略できれば悲願の今季初勝利に前進、一方打ちあぐねて後半勝負の様相なら守りと試合運びの差で添上有利となっていくのかなと。
ライブの中継を観れないので、具体的なポイントがどこにあったのかという点を事後的に検証することは難しいですが、D9などを通じて分かるようなら是非書いてみたいなとは考えています。


予想は平城、大和広陵。今年も生観戦の機会がないまま、相手関係だけの総合評価で法国、添上を切ってしまったが、2度あることは・・・になってしまうのだろうか。 

5日目
奈良朱雀×大淀
5日目は3試合ともが似た構図なのですが、この試合で言えば大淀のエース中本くんが朱雀の強打線をいかに封じるかに尽きます。相手投手陣には一定の隙がありますから、3~4点勝負までで終盤に入り、何かを起こすだけの土台を築いておきたい。

関西中央×二階堂
初戦をテレビ観戦して、改めて創部史上最重量級の破壊力を再認識した関中打線。そこを相手に二階堂としては浦投手の頑張りを望むしかない。
 
橿原学院×高取国際
高取国際はまさに初戦の試合運びをシード校相手にもやり切れるか。先制を許しても最小失点で留め、粘り強く食い下がり、3点勝負に持ち込めば付け入る隙は出てくるでしょう。
橿学は春大以後主力選手のコンディションが十分に整わなかったところがあるようで、多少気にはなっているというのが本音ですが、勝ち方を知っている選手が多いですし、まあ勝っていくごとに良くなっていけば・・・と期待したい。

予想は今日やらかしたので、無難に朱雀、関中、橿学で。 


6日目
郡山×奈良
郡山も秋はよく強打を発揮し、下位まで長打のある打者が並んでいた打線なのですが、やはり最大の注目はエースの青井くんが切れ目のない強力奈良打線を相手にきちっとゲームメイクして、接戦に持ち込めるかどうか。
その上で終盤を迎えれば、郡山打線が奈良の継投機などにも付け入って、一挙のビッグイニングを迎える可能性も強まって来るのかなと。 
奈良については、今年も春→夏で大きく打順を入れ替えてきましたよね。春に1・2番で機能していた市川くん、安田くんを6~8番に配し、下位を打っていた大坂くん、池田くんが1~2番。3番森田と4番大橋を入れ替え、5番には春8番の林を上げてきた。これがまた次戦では変わっている可能性が少なくないのが面白さですが、志向・追求するのは、とにかく「切れ目のなさ」というところなんだろうし、確かにこの新打順、掛け値なくどこからでもチャンスが作れ、どこからでも点が取れる布陣だなあと感嘆させられます。


大宇陀・吉野×十津川
今季の戦績からすれば大宇陀・吉野の方がやや地力は上だろうと思うので、十津川の平瀬くんがどれだけ粘れるかという展開になりそう。接戦で終盤を迎えれば、一波乱も二波乱もある劇的な幕切れに成るかも。

香芝×王寺工
両校戦力的には同等クラス、特徴も比較的よく似たチーム同士(ついでに学校の所在する自治体も隣)なので、先発投手の出来がダイレクトに結果を左右しそう(王工は春に殆ど投げなかった池内くんが普通に投げられる状態だという前提は必要になりますが)。
両校とも無難に立ち上がっていくなら、ロースコア(1~3点くらい)接戦のまま推移していくことになるでしょう。

予想は難しいですが、奈良、大宇陀・吉野、香芝が無難かなあ。


7日目
天理×智弁学園
両校の先発、智辯は村上だろうと思いますが、天理は大一番での登板が多い森浦か、エース齋藤か。いずれにせよ、智辯としては出鼻を挫き、先に試合を動かしてペースを掴みたい。
天理はきちっと守って、そのリズムを攻撃につなげ、打撃では球足の強いゴロを意識し、しっかりと相手守備陣の足下を崩していくという点で今チームの智辯を上回っており、横綱らしくそうした野球に徹することが出来れば、じわじわと地力の差が現れるようなスコアになっていくでしょう。逆にいきなり3~5点くらいビハインドを貰ってしまうと、攻守とも雑さが生まれ、立て直せないまま・・・という劣勢を強いられかねない。

五條×登美ケ丘
まさに香芝×王工戦を観ていますが、この試合のように投手陣の出来次第で展開が変わっていくでしょうね。
攻守とも戦力的にはほぼ互角ですし、終盤勝負になるとすれば、継投機とか要所での守備位置や采配などがターニングポイントになるのでしょうね。

奈良情報商×磯城野
基本的には磯城野の強打vs増谷・大西ら奈情投手陣の踏ん張りという今大会の1~2回戦に多いタイプのカードですが、実際はそう書いている試合の多くで「守りたい」側が首尾よく先取点をあげているんですよね。
惜しむらくはその後にすぐさま点を取り返されてしまっている点で、明日の奈情も仮に先制出来たとすれば、その後の守りをリズム良く終われるかに注目したい。

橿原×帝塚山
この試合も打てる選手が揃う橿原に対し、帝塚山投手陣の頑張りに期待したいのですが、秋・春となかなか結果を出せていないですし、それよりは昨夏下馬評覆して一条と互角の攻防を見せたよう、打線の援護で投手陣を楽にさせてやるというゲームプランを持った方が良いのかなと。
地元の橿原は当然スタンドを味方につけることも出来ますが、帝塚山応援団も轟音ぶりでは負けていない。お互いの火花が最後まで飛び散り合うような試合に成ることを期待しています。

 予想は何か予感がするので大一番の勝者は智弁、さらに登美ケ丘、磯城野、橿原と予想


高田商×生駒
生駒としては前の試合と全く同じ。好投手石橋相手に多くの得点は望みづらく(立ち上がりにやや難があるので、堀川くんよりは可能性がありそうですが)、松元くんを中心にロースコアの展開に持ち込むこと。
相手投手に優れた分析力を下地に、好球必打の徹底、積極的に足を絡めるかと思いきや、有効と見るや執拗なバント攻撃に出るなど試合序盤のコウセイ(攻勢&構成)力がきわめて高い高商ですから、技巧派・頭脳派の生駒バッテリーとの間での駆け引きは楽しみですし、早朝の目の冴えない時間帯でもしっかり初回の攻防を注視して置かなければこの試合における大きな見どころを見落としてしまうことになるかもしれませんね。


奈良大付×西の京
西の京のエース左腕村上くんから奈良大打線がどれだけリズム良く得点をあげられるか。もちろん、坂口くん(もしくは中山くん)の出来がどれくらいかというのはしっかり確認しておきたいですが、そうそう点を取られることもないでしょう。それよりはやはり優勝に向けて最大の課題となる打線の仕上がり具合。秋→センバツ→春と大会ごとに様変わりしていったスタメンの顔ぶれがどういったものになっているのかも含め、注目して観ていければなと。

山辺×一条
山辺の大石・植田両左腕が一条の爆発力をいかに食い止めるか、その一点です。劣勢は必至ですが、果敢に向かっていくしかないでしょう。相手も思わぬところから守備を綻ばせてバタつくようなところがありますから、どこかでそういうイニングを作れれば・・・

畝傍×法隆寺国際
開幕から1週間あまり、お待ちかねの初登場となる畝傍。この試合に勝ったとすれば、その後は一転過密日程が待ち構えますが、難しいコンディション下での初戦、まして相手が巧者の法隆寺国際ですから、一筋縄では行かないと見て、きっちりエース坂本くんを立ててくるでしょう。
この人が投げれば、試合が崩れることはない。とすれば、後は前監督時代、爆発力を発揮する反面、ときに沈黙してしまうことのあった打線が法国投手陣をどう捕らえるか。その点、若井監督は百合さんと比べれば、オーソドックスな采配を採るタイプですが、選手の能力を的確に引き出せる監督さん。前監督時代に養った選手個々の高い走塁意識がベースにありますから、相手に足を意識させつつ、多彩な攻撃パターンで崩していくような次元の高い攻めがいっそう深化の度合いを深めていることに期待をかけたいですね。


予想は高田商、奈良大付、一条、畝傍。 

15奈良大会 全試合予想 1回戦

毎年恒例の全試合予想、今年も微妙な的中率を引っさげつつ決勝まで完走しますよ!

1回戦
11日
奈良高専×平城
投打に平城の下馬評が上回るものの、高専も坂本、浅野、吉村ら昨夏16強経験者が多くスタメンに揃い、投手の枚数も揃っているようですから、そんなに差はないのかなと見ています。開幕直後、独特の雰囲気での戦いということで、序盤の見どころは高専が坂本、谷山の1、2番でどこまで鷲尾をかき回せるか、そして吉田、浅野らの投手陣を守備が支え、リズム良く立ち上がっていければ十分勝機は生まれてくるでしょう。

関西中央×青翔
この試合は青翔の中山、元村、金山の投手陣とそれを支える守備陣が強打者の揃う関西中央打線を相手にビッグイニングを招くことなく、いかにして接戦へ持ち込めるかでしょうね。
上記の3人を中心に形成される打線も、本来もっと打てて良いチームだと思うのですが、秋春とも不完全燃焼に終わっているだけに、関西中央の好右腕巽くんを相手に夏こそ真価を発揮してほしいところ。
夏もここ2年初戦敗退ですが、一昨年は広陵、去年は登美ケ丘と上位に進んだチームと互角に渡り合っていますから、今年も夏に照準を合わせたチーム作りをして来るはずで、関中といえども、一筋縄ではいかない戦いになるのではないでしょうか。

女子大付×高取国際
秋・春と相手が悪すぎたせいで結果には繋がっていませんが、個人的に高取国際の3本柱はかなり力のある投手たちだと思っています。女子大打線としては1年生コンビの内田、伊藤がいきなり当たりを出して、チームに勢いを付けられればベストですが、現実的に攻略は容易ではないと見ています。
1年生の三田かエースナンバーの早崎か、先発がどちらになるにしても、まずは春に安定していた守備を乱さず、堅く立ち上がっていくことが先決。
逆に高取は先制して秋・春とは違う展開に持って行きたい。下馬評とは違い、攻める高取を守る女子大が凌げるかという展開で推移していく試合になるかもしれません。

初日の勝敗予想 平城 関西中央 高取国際


2日目
西大和×奈良
県を代表する進学校対決ですが、今季の野球における地力は奈良が数段上と評さざるを得ない。
とりわけ西大和投手陣が強打の奈良を食い止めるのは至難の業で、ならば打線が気を吐いて3~4枚の継投を売りとする奈良ベンチの意図を崩していくしかない。
一方の奈良は、継投を必要としないほどに西大和打線をピシャリと抑えられるような先発投手の出来に期待したいところ。理想はやっぱり増田くんが夏に向け状態を上げてこの試合に挑み、そういう結果を残してくれること。

西和清陵×香芝
西和清陵打線については、今季を観ていないということで正直地力を測るのは難しいながら、秋・春と点は取れていますし、昨夏も前評判より遥かにパワフルな強打を発揮し、16強では天理のエースナンバーを下ろす場面もあったわけで、個々の能力自体は高いはず。経験豊富な香芝・森嶌の攻略は楽じゃないですが、決して手も足も出ないということにはならんでしょう。
もっとも、打線が良いのは相手も同じというかそれ以上。各打者は中軸を中心に球足が早く、足を使って揺さぶりにくるケースも多いだけに、いかに堅守でミスを重ねず、広げず、吉岡・松本の投手陣を助けて4~5点の勝負に持ち込めるか。

逆に香芝としては、下位でチャンスを広げて上位が返す場面が増えてくれば、より楽な展開に持っていける。今大会この後の躍進を後押しするという意味でも、下位の打者にラッキーボーイ候補が出てきてほしいなと。


智辯×高田
今季の高田は去年とは一転、打線の援護で投手陣に勇気を与えるスタイルを志向する。県内有数の部員数でスタンドも一体となって強豪に向かっていけるチームで、90年~00年代前半には公立勢有数の実力校としていくども智辯の牙城を脅かしてきました。近年は上位進出も難しくなってきつつ有りますが、今夏は存在感の見せ所!
智辯に打ち勝つというと現実的ではないように受け取られるでしょうけど、それくらいのゲームプランで向かっていかないことには歯が立たない相手。去年の開幕戦はダービーで高商に初回の猛攻を喫しましたが、今年は智辯を相手にそのリベンジを果たしたい。

勝敗予想は奈良、香芝、智辯 


3日目
五條×高円
五條は中内・上島・岩阪、高円は香西・米田・園田と3投手ずつを擁し、継投機も含め、その出来次第か。投打ともに少しずつ五條が上回っているとは思いますが、覆らない差ではないし、高円は勝負できるスコアでさえあれば、終盤勝負で脅威の集中力を発揮することが出来る「夏伝統」がありますから、勝敗別に一番面白くなるのは五條が1~3点くらいのリードで終盤を迎えるという展開なのかなと。

橿原×榛生昇陽
春の朱雀戦同様、強打の対戦相手となったのはやはり苦しいですが、榛生昇陽は大黒柱の堀内くんを軸に喰らいつき、まずは初回の守りで0を刻めるか。

奈良北×生駒
秋に続く生駒ダービー。秋は前の試合で畝傍を相手に1失点完投勝利、俄然期待を集めた生駒の松元くんを奈良北打線が完全攻略し、12-0というよもやの大差がつきました。
生駒ナインとしては同じ世代のうちにやり返すチャンスが来たのだから大いに燃えているはず。
試合運びとしては、それでも奈良北の好左腕堀川くん相手にそうそう点を取れる見立ては難しいだけに、畝傍戦のようなロースコアに持ち込んで慌てさせられるか次第。センターを中心に逆らわない強い打球を放つ奈良北の打線を相手に和田、井上の二遊間をはじめバックが堅守で援護し、無駄な失点を与えないこと。
打っては要の3番納、4番寺川に好機で打順を回したい。

4日目
法隆寺国際×桜井
両チームとも決して貧打ではありませんし、相手のミスに付け入ってビッグイニングを作る力も有りますが、基本は堅く守っての3点勝負で競り勝ちたいチームカラー同士。ミスなく、少ないチャンスをどちらが得点に結びつけるかという締まったゲームが観たいなと期待します。
法隆寺国際は尾関、桜井は横山という経験豊富な頼れる中心打者を擁するのも強みで、ロースコアの終盤勝負に成った時には、彼らの一発が勝敗を決めるというケースも十分有り得そう。


予想は五條、橿原、奈良北、桜井

第97回選手権奈良大会 組み合わせ決定

本日決まりました。今年もまずは速報形式で各ブロックの展望をしていきます。


Aブロック(シード校:御所実)
藤田、山本の投手二枚看板に小柄な選手が多いながらも主軸の森田、山切らをはじめ、個々に繋ぐ意識が強く、ここぞでビッグイニングを作る打線が持ち味のシード御所実がリードし、それを下級生時から主戦を担ってきた速球派右腕鷲尾を支えるべく、打線の成長も著しい平城が追う構図。
旧チームからのレギュラー溝留、岡崎らを擁する打線が売りの大和広陵とエース上田真輝を中心とした堅守で接戦に強い添上は対照的なチーム。初戦となる2回戦での対戦が楽しみだ。

Bブロック
旧チームから打線の中心を担っていた庄野、南らを擁す奈良朱雀、やはり旧チームからの経験者向井、小口らの関西中央はいずれも彼らを中心とした打線が魅力でこのブロックを引っ張る存在となりそう。
昨春の県大会では点灯試合となる中、10-9(朱雀が勝利)の壮絶な打撃戦を演じたが、熱戦の再現はあるか。
さらなる上位進出を目指す上ではディフェンス面の上積みが必須で、朱雀は軸になる投手、関中はエース巽くんに次ぐ投手の台頭が待たれるところ。

Cブロック(シード校:橿原学院)
春準優勝のシード校橿原学院が他を大きくリードする。油断禁物とはいえ、組み合わせに恵まれた感は否めない。
女子大付×高取国際はともに旋風を起こした10年前以来となる夏の対戦(高取が完勝し、4強入り)。春ベスト8の女子大は9年ぶりの夏1勝、高取は今チーム初の1勝をあげ、気を良くして橿学との対戦に挑みたい。
また、今春多くの1年生部員が加入し、活気が増している大宇陀・吉野十津川の対戦も興味深い。

Dブロック
決して優勝争いの上位候補候補と評されれいるわけではないながらも地力のあるチームが揃った好ブロック。郡山は左腕青井、奈良は増田、左腕下井、杉江、山下のカルテット、西和清陵は吉岡、松本の左右2枚、香芝は森嶌、王寺工は池内、豊田と各校に好投手が揃い、野手陣も郡山の筒井、馬場、奈良の安田、森田、大橋、香芝の関岡、平田、王寺工の恒次、中越、中尾らタイプも様々な実力者揃い。
正直どこが勝ち上がるか現段階では予想もつかないが、やはり基本は投手の出来にかかってくるところが大きい。其の点で、各校指揮官の継投機判断も随所に勝敗の鍵を握りそう。

Eブロック
智弁が初戦で高田を下せば、ちょうど10年前、2季連続全国8強の天理には左腕エース小倉や好打者真井が、智弁には枡田慎太郎(楽天)が居た世代以来となる早い段階での2強激突に。
あの時はともにノーシードで初戦同士、一方今回は天理がシード、智弁がノーシードで、天理としては、先に相手の試合を観れるという側面があるにせよ、相当やりづらい状況での初戦であることは想像に難くない。

見どころはまた智辯が勝ったとすればその時に書きますが、今のところは絶大な信頼を誇るエース齋藤くんがきっちり序盤をリズム良く立ち上がり、チームに落ち着きを齎せれば、やはり天理の優勢、智弁としては齋藤くんの立ち上がりをいかに狙えるかというところだろうと見ています。数パターン打順の構想はあると思いますが、廣岡くんをトップに据えて斉藤くん攻略の先鞭をつけさせるというのも面白いのかなと。

待ち構える3校の内、16強で大一番を終えた後の2強いずれかに挑み、もっとも勝機がありそうなのはやはりロースコアの展開を得意とする五條かなと見ますが、高円は3投手を中心とした粘り強さがあり、やはり複数投手の継投で、打線にも力がある登美ヶ丘も勝機十分。


Fブロック
Bブロックと良く似ていて、口開、佐藤、谷口仁らを中心とした強打を持ち味とする磯城野、同じく西原、吉岡、大西らで打力が高い橿原の2校が8強入りを目指し、16強で対戦する構図が最有力か。小所帯に今春多く加わった1年生の活躍が楽しみな奈情商、投打に経験豊富な選手が揃う帝塚山が次点。


Gブロック
Eばかりが目立つものの、このブロックもセンバツ出場の奈良大付、春優勝の高田商、秋4強、春8強の奈良北が揃った「死の組」。奈良大の坂口・中山、高田商の石橋、奈良北の堀川ら好投手が並び、ロースコアのヒリヒリするような好勝負が多く観られるかという期待もありますが、日程通りならば2~3回戦を中1日で行うということで、各校投手陣のコンディション調整も重要になりそうです。


Hブロック
ここも春8強の一条桜井、センバツ帰りの奈良大をタイブレークで下して同16強の畝傍に、昨夏8強の法隆寺国際や左腕2枚の投手力で食い下がる山辺も加わった好チーム揃い。
打力で圧倒できれば一条、投手陣の力で接戦の終盤勝負なら他校という展開が予想されるところ、大会屈指の好左腕畝傍の坂本くんvs一条打線が実現するなら個人的には興味津々のカードですが、いかに畝傍と云えど接戦に強い桜井×法国の勝者と迎える2回戦を突破するにはかなりの苦労を要しそう。

第97回選手権奈良大会特集 橿原、桜井、高取国際、帝塚山、五條

今週中にはもう組み合わせ抽選。時間もないので一気に5校行きます。

橿原
旧チーム同様投手陣は軸になる存在こそいないものの枚数は多く、打線は旧チームからの経験者も多く繋がればビッグイニング創出力も十分というのが秋の印象でしたが、この春は秋まで外野手として中軸を打っていた185センチの長身大西君(右投げ左打ち)が先発。その試合は観れていないのですが、強打の橿学を相手に7回まで2失点に抑えて、一躍主戦格に浮上したか。他にも前述のとおり2年生左腕竹村侑、右腕中山、2年生右腕岡田、香川ら層の厚さはあるだけに、軸となるエースを中心に戦えれば夏を乗り切るだけの陣容は揃っています。
一方、打線は春の橿学戦、多くチャンスを作りながら相手エース扇本くんからもう一本が出ず、8回に4点を喫し突き放された後に1点を返すのがやっとだった。
しかし、堅守巧打の2番ショート西原はチャンスを広げるだけでなく、返す役目も担える要の戦力。4~6番を打つ吉岡(ファースト)、阪本、大西(キャッチャー)は180センチ~185センチ級の長身で迫力があり、8番井久保(サード)あたりも長打力では中軸勢に引けをとらないなど、潜在能力にはピカイチのものがあるだけに、春の悔しさを糧にこの夏の挽回を期待したい。投打がきちっと噛み合って来れば上位陣にも一泡を吹かせるだけの戦力は整っていますから、抽選での入りどころが注目されるチームの1つと言えるでしょうね。

もうひとつ打線に関して言えば、秋に3番を打ってた選手が春未出場で、最新の全校紹介におけるベンチ入りメンバーにも含まれていなかったんですよね。怪我なんでしょうけど、何とか本番までに快方へ向かって欲しいな・・・と。


桜井
甲子園経験者の4番横山(ファースト)に1番キャッチャー山崎、3番ショートの向らは実力者ですが、今年度の奈良県という尺度で捉えるなら、決して打線の力で勝つタイプのチームではない。
それでも経験豊富な小柄な本格派右腕三戸、2年生左腕平尾と繋ぐ投手陣(+右サイド気味の大西という投手もいます)を堅守でサポートして接戦に持ち込み、試合が終わった時に相手よりも1点上回っているという試合運びを真骨頂とし、今春も登美ケ丘、五條をそういった競り合いの中で下しての8強入りは見事。
春8強の天理戦のように序盤から一方的に突き放される展開になってしまうとキツイので、いかに踏ん張って終盤勝負の流れを作れるかが上位進出へ向けての鍵になりそうです。


高取国際
秋は智弁、春は天理と初戦で対戦するという可哀想すぎるくじ運。2度あることは・・・で奈良大あたりと組まれたりしちゃうのかと心配ですが、ともあれ秋春のそうそう出来るものではない経験は大きな肥やしになっているはずで、右の皆巳、光山、左の曽我部の3投手が最後の夏、2強との対戦で培ったものを発揮し、4強入りを果たした10年前の再現となるような快進撃の立役者となれるか。
打線も、秋春ともに振るわなかったものの、序盤から点差を付けられる試合が多かったことも影響しています。動画で見た春の天理戦なんかは安打数自体出ていましたし、小柄な選手が多いとはいえ、決して弱いという感はなかった。
まずは今チームで公式戦初となる1勝が目標ですが、その勝利の勢いに乗じ、8強以上を目標にしてほしい。


帝塚山
とにかく足が速い1番センター亀井とチーム1の打撃センスで新チーム以降は投手もこなす2番ショート家城(2年)がチャンスを作り、中谷(セカンド 2年)、塩本(キャッチャー)、井上(ファースト)らの中軸が返す打線は実力十分。投げては昨夏の一条戦で強打線を相手に三振をバッタバッタ奪っていく姿を観て驚いた速球派右腕徳永に技巧派の西木、前述の家城と豊富。
秋は畝傍、春は御所実という難敵と組まれてのコールド敗退と、ここまで見せ場はないですが、中高一貫から上がった選手たちで構成される小所帯で毎年夏にはしっかりと仕上げてくる伝統があるチーム。ディフェンス面さえうまく回れば格上と見られる相手との対戦でも好ゲームに持ち込めるだけの土台は十分にありそうです。


五條
昨秋天理戦での好投で注目の集まった本格派の2年生右腕中内をはじめ、上島、岩阪の右腕3枚を擁する投手陣を売りに強豪私学相手にもロースコアの接戦に持ち込めるか。
野手陣ではやはり2年生ながら4番を張る湊(秋はライト、春はキャッチャー)が注目されますが、福井(ショート)、山川(2年 ライト)、山中(センター)の1~3番も足が使え、小技が効いての伝統的な五條らしい好選手。それだけに、湊くんも含めた岡西(ファースト)、木村(2年 サード 秋はキャッチャー)らポイントゲッターになる選手たちの活躍で主導権を握ることが出来るかがポイントになるのかなと。

第97回選手権奈良大会特集 女子大付、奈良朱雀、高円

女子大付
・1年生トリオが起爆剤に!稀に見る「大所帯」で競争心煽り合い、さらなる進化を。

この春は1番センター(捕手)内田、4番ショート伊藤、投手2枚看板の一角三田の1年生トリオが席巻、8強入りして鮮烈な印象を残しました。
慢性的な部員不足により、以前から1年生がメンバー入りすること自体は少なくないチームではあったものの、中核の位置に3人もの1年生が入るという陣容は歴代でも稀。しかも、今季は1年生の入部も多く部員は26名、紅白戦を組んでもまだ控えの選手が多く出るだけの人数が揃ったというのだから驚きを通り越して・・・という心境です。

そんな例年以上に「若い」チームを引き締めるのは、3年生の中で唯一1年時からレギュラーの座を張ってきた5番サードの石田。小林、木本、榊も上位を打つことの多い好打者で、代打には強打の安浪が控える。
投げては春初戦で序盤にKOされ、内田の好救援に救われて以降大いに刺激を受けたか、右軟投派の早崎が力投を見せ、夏も2枚看板で強豪相手にも敢然と立ち向かっていく。秋に好投を見せた左腕石塚が復調しているようならなお層が厚くなるだろう。


奈良朱雀
・例年通り強打が持ち味。大型右腕の本格化成れば上位争いにも顔を出しうる

近年の代名詞となりつつある強打は今季も健在。下級生時から経験豊富な左の庄野(セカンド)、南(ライト)を中心に、右打ちの山田(捕手)、太田(センター)、手嶋(サード)は長打力がある。1~2番を務めることが多い石田(ファースト)、竹中(ショート)の出塁率がいっそう高まれば、なお得点力に磨きがかかることでしょう。

一方、投手陣は新チーム以降多くの投手がマウンドに上がりましたが、一昨年の岩城、去年の歌代のような絶対的エースを欠くのが現状。しかし、春季大会2回戦で公式戦初マウンドに上がった2年生右腕の前田は観戦レポートでも記したとおり、先輩たちにも劣らぬ資質の持ち主。本質的な期待としては新チーム以降なのかな・・・とは思いますが、ひとまず夏までにどれだけ素材としての奥行きを増しているか非常に楽しみな1人ですし、伸び方次第では新たな「天理キラー」誕生の瞬間が見られるやもしれません。



高円
粘り強い戦いぶりでここ数季健闘が目立つ。久々の「夏1勝」も現実的な目標に。
昨春は前年秋近畿出場校の橿原学院に2-4の大善戦。夏は王寺工に0-5の終盤に猛追を仕掛けて5-6。昨秋も強打の朱雀を相手に投手陣が踏ん張って2-6と、勝ちにこそ結びつかないながら、旧チームから主戦の右腕香西を中心に粘り強い戦いぶりが目立っていましたが、この春は西の京を相手に香西-米田(左腕)-香西と繋いで守り抜き、3-2の勝利。実に11年夏以来となる公式戦白星を飾って、夏へ向けての大きな弾みをつけました。
続く橿学戦も香西が登板しない中で、米田と右腕園田による継投で1-7の善戦を見せるなど、人数が少ないチームらしい一丸の体制で諦めずに食い下がっていく野球が身上。4年ぶりの初戦突破はもはや現実的な目標となってきます。


次回は橿原、桜井、高取国際、次々回は奈良、郡山です。

第97回選手権奈良大会特集 香芝&大和広陵&王寺工編

予定変更で今回からはしばらく3校ずつの紹介としていきます。

※特に記載がない選手は3年生

香芝
派手さはないものの、攻守にまとまった好チーム 
投げては4強入りした1年秋から主戦級を務めてきた右サイド森嶌が粘り強い投球で大崩れせずに試合を作り、やはり旧チームからレギュラーの1番ショート杉山、3番サード関岡、4番セカンド平田、5番ライト星里を中心とした打線が援護する。守備・走塁もよく鍛えられており、派手さこそないものの、よく纏まった好チームと言えるでしょう。
夏に向けては、春の時点ではレギュラーが固まりきっていなかった印象を受けた中位以下の打線強化が課題。また投手陣では、個別選手の記事でも触れたとおり、昨夏投げていた速球派の右腕和田くんが復調して、森嶌くんとの二枚看板が出来てくれば・・・というところが鍵になりそうかなと見ています。

チームは昨夏(16強)以降、秋(16強)、春(2回戦)といずれも御所実の前に敗れており、 尽く同ブロックに組み込まれた偶然にも驚かされるが、やはり同じ相手にばかりやられているという悔しさは大きいはず。
ゆえに、観る側としてはこの夏「4度目」があるのか、そして実現した際に悲願とも言えるリベンジを果たし、その勝利を勢いにさらなる高みへと登っていけるのか・・・という点をどうしても注目してしまうのですが、こういうケース、御所実側も含め、選手たちは実際どういう心境でいるものなんでしょうね。相手のことは分かりすぎるほど分かっているわけで、それをやりやすいと考えるのか、やりづらいと捉えるのか、3季連続で同じチームと対戦というのは甲子園常連校同士でさえ、そうそう実現することではないので、互いに特別な意識を抱いている相手ということだけは確かなんだろうとは思います。


大和広陵
強打売りも秋春未勝利。守りを立て直し、「まずは1勝」から弾みを!
立田将太ー向谷拓巳のバッテリーらタレント揃いだった旧チームとの比較は酷とはいえ、経験豊富な3番溝留(三塁)、4番岡崎(レフト)を中心とした打線は強力で、秋春の2試合計15得点をあげた。
一方、守りは旧チームから立田の控え投手として経験を積んでいた北川、山田の両右腕が力投するものの、中盤以降に踏ん張れず、ミスも重なってビッグイニングを作られてしまうケースが続いて、同2試合計27失点はさすがに多すぎる。
ミスの内容にしても、各自の守備力が低い所以というよりも、バント処理のミスや内野の連携が上手く行かずに与えたものなどが多く、それら1つ1つで難なくアウトを取れてさえ居れば、当然その分失点のリスクは減っていくわけですから、勿体無い印象が強かったし、逆に言えば夏までの間に必ず改善していけるはず。

決してこのまま未勝利で世代を終えていいチームではありません。課題を克服し挑む夏でまずは1勝。弾みをつけて、同じく秋春未勝利から夏は優勝の栄誉を得た一昨年の桜井のような快進撃につなげてほしい。


王寺工
投手陣が万全の体制で夏を迎えられるか。接戦で強みを出せれば8強入りも。
秋は延長14回の末橿原に敗れて16強、春は女子大付にやはり接戦で競り負け2回戦敗退と十分な結果を出せていない。
しかしながら、投手陣は旧チームから登板機会のあった池内、豊田の両右腕にともに130キロ台のまっすぐがあり、2年生左腕藤川も成長しつつあるなど層が厚く、打線もやはり旧チームから出場機会の多かった1番センター中尾、3番ショート恒次、4番キャッチャー中越のセンターラインが小柄ながら振りが鋭く、勝負強い好打者。

秋は豊田のコンディションが思わしくなかったのか池内頼みに、春はその池内がコンディション今ひとつだったか僅かな登板機会に終わり、なかなかカチッとした体制が整わない投手陣に計算が立てば、しぶとく食い下がる打線の強みも生きて、上位進出の芽も生まれそうだ。


次回は女子大付、奈良朱雀、高円です。 

第97回選手権奈良大会特集 一条編

野手編を書けなかった都合上、野手に関する言及が多い構成を・・・ということで、まずは好タレントの多い、「打てるチーム」から紹介しています。今回は一条!


・一押しポイント! →とにかくパワフル!
リードオフマンを務める左打ちの1番川内(センター)、2番森田魁(セカンド)以降は強豪私学バリにガタイの良い右打ちの選手が居並び、とにかくパワフル!春季大会2回戦大和広陵戦でサヨナラ満塁弾を放った4番冨中(ファースト)に秋までの脆さが薄まり、久保(ショート)、結城(レフト)、石田(ライト)、奥谷(キャッチャー)の3~7番(打順は春季大会中一定せず)はどこからでも長打が出る顔ぶれ。エースナンバーの原田も9番を打つものの上位を打っても違和感のない力量を有しています。
状況に応じて小技、機動力もありますが、スタイルとしてはこれらのタレントを活かし、強打強打でのしていくのが持ち味であり、それがここしばらくの一条というチームに共通した伝統でもあります。今春も各校が大いに手間取った御所実の藤田投手を一回り目から攻略したのは一条だけ。敗れたとはいえ、改めて打線の迫力を証明した試合でした。春季優勝、夏も4強入りし、優勝した天理とも互角の打ち合いを演じた09年と比べても遜色のない打線の陣容だと言えるでしょう。


・夏に向けて・・・ →ミスをした後の守り、最小失点ずつの意識さえ維持できれば・・・
春季大会は奈良高専戦の完封こそあったものの、他3試合では計23失点。ミスを起点に大量失点を招く場面が顕著で、やはりここ数年のチーム同様ディフェンス面の課題は拭いがたい。
春季大会の展望記事でも「一つのミスをキッカケにビッグイニングというケースも想定されるだけに、ズルズル行ってしまわないよう、連携を密にし合いながら「間を取る」動きを意識したいところ」と書きましたが、夏に向けても同じ指摘が妥当することに。

豪快さの反面、脆さも顔をのぞかせて・・・という個性自体は個人的にとても好きなのですが、今年は第2集団、第3集団にも大いに勝算のある年度ですから、なんとか脆さの殻をもう1枚2枚と破って、09年を越えるような大きな実績を残してもらいたい。序盤から強豪と対戦することも十分予想されますが、夏に向かって鍛え上げた成果をしかと出しきれるならば、どこが相手だろうと一泡吹かせるだけの内容を見せることは可能であろうと見ています。


明日は香芝を特集。

第97回選手権奈良大会特集 橿原学院編

今のペースだと確実に抽選日には間に合わないということを悟ったので、野手編はカットで今回から高校別の戦力分析に入っていきます。1回目は春の準優勝校橿原学院から。


・一押しポイント →4番の復帰が齎した繋がり抜群の強力打線
春の大会、なんといっても大きかったのは秋に欠場していた正捕手櫻井くんの復帰。攻守に貢献度は高いですが、とりわけ打線は4番にどっしりと彼の名前が据わることで、格段の得点力を披露しました。
それに伴い、秋とは打順も大幅にチェンジ。初回から攻勢を仕掛けて主導権を握るべく、旧チームからレギュラーで打撃センスのある小川(センター)を秋の5番から2番に上げ、同じく経験豊富な1番山本(サード)とのコンビで単に送るだけではない攻撃パターンを構築。どちらかと言えば3番の名頃(ショート)くんのほうが2番に近い役回りで櫻井くんへチャンスを繋ぎ、なおも櫻井とともに旧チームから中軸を担う5番喜村(レフト)、昨秋は2番を打ち、粘っこい6番井中(セカンド)、昨秋4番を打った7番越尾(ファースト)、春のラッキーボーイ的存在だった8番紙谷(ライト)という下位まで実力者揃いの打線で大量点を狙う。
仮に中軸からの攻撃でチャンスが出来れば、井中くんが繋いで越尾、紙谷が返し、下位からチャンスを作った場合には山本が犠打で送って、2番小川がポイントゲッターを担うという攻め方も出来る。どこからでもどういう形でも嵩にかかった集中攻撃を繰り出せる極めてハイレベルな陣容が整っていると言えるでしょう。
決して大げさではなく、安定して点をとれるという意味では、出場校中でも随一のチームだろうと思っています。

・夏へ向けて・・・ →狙い通りに主導権を握る勝ち味の確立
あくまで「頂点を目指す上では・・・」ということですが、やはり投手力に少なからず懸念材料があることは否めない。ただ、選手別の記事で書いたように、扇本、樫田の両左腕を中心に枚数自体は揃っていますから、最後の夏、どうにかこうにかやり繰りさせつつ、「5点打線」を常とした攻撃陣が先手先手を取りながら試合を支配していく流れが出来れば、初優勝も決して遠いところにある目標ではないでしょう。
当然、未だ実現していない2強を始めとした対強豪私学相手の勝利は必須ですが、今や実現させたとて「殊勲」とは言えないところまで差は詰まっているのかなと。

今夏の予想、個人的には先頭の天理を追いかける第二集団の中でも智弁、奈良大、高田商らを差し置いて先頭を行くのがこのチームだと見ているくらい。その真価を必ず夏に見せてくれるものと期待しています。



明日は一条を特集予定です。 
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